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【SOUND JUNCTION】四方から個性派アーティストが次々と独自の世界観に誘い込む新しいライブスタイル!

2017/11/06 07:00

真っ赤なエレキギターを構える加山雄三
真っ赤なエレキギターを構える加山雄三Photo by Yusuke Kashiwazaki/Red Bull Content Pool


日本の音楽に“翼をさずける”をテーマに、10月22日から11月17日(金)まで開催される音楽フェスティバル「レッドブル・ミュージック・フェスティバル東京 2017」。11月4日の「SOUND JUNCTION - 渋谷音楽交差点」では、新感覚スタイルで音楽ライブを繰り広げた。

観客を4方向から囲むように配置されたステージに、それぞれ個性的な音楽性で支持を得るアーティストが集結した本ライブ。

KICK THE CAN CREW水曜日のカンパネラ中田ヤスタカNulbarichの4組が出演し、シークレットゲストとして加山雄三が登場。各アーティストはそれぞれユニークなステージ演出とセットリストで観客を魅了した。

水曜日のカンパネラ


ピンクの衣装で登場し、トップバッターを務めたコムアイ
ピンクの衣装で登場し、トップバッターを務めたコムアイPhoto by Yusuke Kashiwazaki/Red Bull Content Pool


第一部のトップバッターを務めたのは、水曜日のカンパネラ。ファッション業界も注目を集めるコムアイは、この日、ピンクの衣装で登場した。

まるで“交差点”のように天井のLEDパネルがホールを照らす中、「ゴッホ Remix」でスタートオフしたコムアイ。コアに攻めるも、観客は思い思いに体を揺らし、コムアイの演出する世界観に浸っていた。

続いて、コムアイは「嬴政(えいせい)」を披露。中国戦国時代の秦の始皇帝の本名を題材に、「リアル脱出ゲーム×キングダム『ある大戦場からの脱出』」の主題歌として書き下ろされたこの曲を軽やかに歌い上げた。

ステージに幕を張ると「バク」が流れ出す。独特なインストゥルメンタルと演出からは何か新しい生命が宿るかのようなイメージをほうふつとさせ、異次元な空間を作り出した。曲中のコムアイのハミングや不気味な笑い声とともに、コムアイが踊る様子が影法師となって表れる独自の世界観も醸し出す。幕開きと同時に、今度は観客の方へ幕がなびく。

そのままコムアイは観客エリアに降り、観客の方へ進んでいく。ちょうど観客のど真ん中までやってきたところで幕を持って踊りだすという自由奔放なパフォーマンスを展開。“ほぼゼロ距離”のパフォーマンスでコムアイが独自の翼をさずける様子にも、観客は圧倒されていた。

そして、コムアイは間髪入れずに民族音楽趣向の「ウランちゃん」を歌い始める。曲が始まるやいなや、ライトの色が一変。辺り一面が赤く染め上げられた中、コムアイはホールのど真ん中で愉快(ゆかい)に踊っていた。

「一休さん」が流れ始めると、観客もノリノリで曲に合わせて手をたたき始める。中には「一休さん ありがとサンキュー」とコムアイがサビを歌い上げるタイミングで、「1・9・3」と指を使った振付を披露するファンの姿も。コムアイは楽しそうに踊りながら、徐々にステージの方へと移動していく。

その後は「アマノウズメ」へと曲が移り変わる。「来てくれてありがとう! これが最後の曲です。最後まで楽しんで!」とコムアイが観客に声をかけると、たちまちステージの上にミラーボールが登場。

ライトでミラーボールを照らし、ミラーボールからは無数の光が反射した。まるでディスコにいるかのような歌詞中の幻想的な雰囲気を見事に演出し、観客からは歓声が沸く。

コムアイが途中、後ろを振り返り、頭上で回るミラーボールに向かってポイントするしぐさも。実際にミラーボールを回しているかのようなポーズを決める遊び心も取り入れ、観客を最後まで魅了するパフォーマンスに、温かい拍手が送られた。

KICK THE CAN CREW


ファン待望のセットリストで場を盛り上げた、KICK THE CAN CREW
ファン待望のセットリストで場を盛り上げた、KICK THE CAN CREWPhoto by Yasuharu Sasaki/Red Bull Content Pool


水曜日のカンパネラの演奏が終わると、交差して真後ろのKICK THE CAN CREWのステージがライトで照らし出された。観客はすかさず大移動をはじめ、待ちきれないファンからは歓声が上がる。KREVALITTLEMCUの3人が姿を現すと、ホールは瞬く間に興奮の渦に包み込まれた。

結成20周年目となることし、ついに本格的な再始動を果たす引き金となった「千%」からスタート。ヒップホップ調の音楽に合わせて観客も腕を振り上げ、ホールはたちまちKICK THE CAN CREWの色に染まり始める。

続く「地球ブルース~337~」では、ラテン調のメロディーと3・3・7拍子が混じったリズムで観客の気持ちを高揚させた。観客はKREVAの合図に合わせて手をたたき、「上げろ! 上げろ! 地球を持ち上げろ!」のフレーズで、実際に持ち上げているかのように手を上げ、ポーズを取るファンも。アッパーなパーティーチューンに観客は大盛り上がり。

その後、「マルシェ」を披露したKICK THE CAN CREW。「上がってんの? 下がってんの? 皆はっきり言っとけ!」と歌い、「上がってる!」と答える部分で観客はしっかりポーズを決めていた。徐々に活気づいてきた会場を見たKREVAは、うれしそうに観客の方へマイクを向ける。乗りに乗ったKREVAが跳び始めると、観客も期待に応え、ホールを揺らした。

そんな中、KREVAは「今日はねえ、みんなレットブルから翼もらってるでしょ?」と観客に声をかける。1曲でも多く披露するために「紹介するよ」とノンストップで「GOOD TIME!」を流し、観客は興奮冷めやらぬまま踊り続けた。曲の最後でKREVAが天井を指すと、たちまち拍手が沸き起こった。

「もっともっと熱くなっていきましょう!」とKREVA。「イツナロウバ」が流れ始める。爽やかなチューンと歌詞からはどこか切なさのようなものを感じつつも、それを打ち消すかのごとくサビのラップ部分で合唱する盛り上がりを見せた。曲の繰り返しの部分で「2times!」の掛け声も挟んでいく。

そこへ、シンセサイザーのループが印象的な「sayonara sayonara」で追い打ちをかける。サビでのヒートアップはもちろん、「yeah!」の声援も忘れない。

「これが最後の曲です!」と披露したのは、名曲「アンバランス」。少年の青春時代の気持ちをテーマにしたこの曲の曲調に合わせ、会場にいる人がゆっくりと手を振る一体感を生み出した。

この光景に、KREVAは「みんな素晴らしい! どうもありがとう!」と感謝を伝え、「KICK THE CAN CREWでした。どうもありがとう!」と再び感謝を込めたあいさつで場を締めくくった。鉄板かつ最強のセットリストに惜しみない称賛の拍手が送られた。

下に続きます
「レッドブル・ミュージック・フェスティバル東京 2017」
10月22日~11月17日(金)
渋谷近辺にて開催


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画像一覧
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  • ピンクの衣装で登場し、トップバッターを務めたコムアイ
  • 【写真を見る】“ほぼゼロ距離”のパフォーマンスで独自の翼をさずけるコムアイ
  • ファン待望のセットリストで場を盛り上げた、KICK THE CAN CREW
  • ホールを揺らした、KICK THE CAN CREW
  • グルーヴィーな雰囲気を醸し出した、Nulbarich
  • 会場を一気に最高潮へ引き上げた、中田ヤスタカ
  • ライトが回転する演出とスモーク演出を巧みに取り入れる、中田ヤスタカ
  • 加山雄三と熱唱するコムアイ
  • Nulbarichと「Black Sand Beach」のギターセッションを繰り広げる加山雄三
  • 真っ赤なエレキギターを構える加山雄三
  • 一体感を生み出した会場
  • KICK THE CAN CREWの「クリスマス・イブRap」に盛り上がる会場

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