
ディズニー最新実写映画「リロ&スティッチ」でメガホンをとった、ディーン・フライシャー・キャンプ監督と、プロデューサーのジョナサン・アイリック氏のインタビュー・コラムが公開された。2002年に公開された同名のアニメーション映画を原作とする同作。実写化に際して何を意識し、どのような工夫を施したのか、制作の中核を担った両氏が制作秘話を語った。
ハワイを舞台に繰り広げられる“オハナ(家族)”の物語
同作は、ハワイ・カウアイ島を舞台に、両親を亡くした少女・リロ(マイア・ケアロハ)と姉のナニ(シドニー・エリザベス・アグトン)、宇宙からやってきた愛を知らないエイリアン・スティッチ(cv:クリス・サンダース)の出会いと、“オハナ”(ハワイ語で「家族」の意味)の絆を描く映画作品。
6月6日の日本全国公開以後、週末観客動員数は38万人を超え、興行収入も5億6300万円を記録。また、全世界興収は7.7億ドルを突破し、世界中で“スティッチ旋風”と称される人気を博している。
そんな同作のメガホンをフライシャー・キャンプ監督がとった。プロデューサーにはアイリック氏のほか、ダン・リン氏が就任している。

アニメーション映画版への敬意と実写ならではの新たな視点、監督&Pが秘話語る
「実写化にあたり、アニメーション作品に愛情をこめて敬意を払いながら、制作を進めました」と話すフライシャー・キャンプ監督。「アニメーションと実写は完全に違うものであるということを認識しつつも、実写だからこそできることもあれば、アニメーションだからこそできる表現もあります。私たちの目標は、アニメーション作品と共鳴するような作品を作ることであり、そのためにも、アニメーション作品の世界観を壊すことなく、少し現代的な要素も取り入れました」と続ける。
本作の制作陣は、文化的なニュアンスや物語に内在する価値観を大事にする、という信念をもって、大人気アニメーション映画の実写化に挑んだ。これらは、2019年に「アラジン」でプロデューサーを担当したアイリック氏が得意とする分野だった。
「常に意識していたことがひとつあるとすれば、それは『絶対に台無しにしてはいけない』ということ」と、アイリック氏は笑顔を見せながら語った。
アイリック氏は「これは、常にファンからインターネットなどで私たちに寄せられるアドバイスでもあります。ただし、ファンは“シーンをひとつひとつ忠実に再現する実写リメイク”を求めているわけではありません。ファンが求めるのは、制作陣がアニメーション作品を愛し、深い愛情と考察をもってすべての決定を行うという安心感です。たとえば、『ハワイアン・ローラーコースター・ライド』のような重要な楽曲を使う場面は、私たち自身もひとりのファンとして、作中に使われていなかったらがっかりするだろうと思ったんです。俳優が演じる実写作品として、どうすればストーリーを自然に展開できるか、そして新しい世代に向けて新しい体験を届けられるかを模索しました」と、実写化に際して念頭に置いていた考えを明かした。



























