
内野聖陽主演、航空自衛隊全面協力のドラマ「PJ ~航空救難団~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系/TELASA、Tverにて配信)の6月12日放送の第8話で、12年前に自分を救った救難員が宇佐美(内野)だと知った訓練生の沢井(神尾楓珠)が、自分の知らなかった父の最期の様子を宇佐美から聞き、とらわれていた過去から前に進めるようになった様子が描かれた。(以下、ネタバレ含みます)
「人命救助最後の砦」のPJを目指す学生たちと教官の群像劇
「PJ」とは、“パラレスキュージャンパー”の略。海上保安庁や山岳救助隊などでは救助不可能と判断された場合に出動する「人命救助最後の砦」とも言われる航空自衛隊の究極の救難団だ。
本作は、航空自衛隊小牧基地を舞台に、救難教育隊の主任教官・宇佐美誠司と救難員を目指す学生たちのヒューマンストーリー。加えて、PJの過酷な任務の様子をリアルかつ壮大なスケールで描いていく。
“うえすぎひとし”と“さわいじん”
12年前に雪山で遭難した自分を助けてくれた救難員が宇佐美だと知った沢井は、彼に改めて礼を言った。宇佐美も、沢井があの時の少年だったことを知ったのは最近だ。遭難当時、沢井は父親の苗字の“上杉”で、救難隊は“仁(じん)”を“ひとし”と読み違えていた為、要救助者だった“うえすぎひとし”と現在訓練生の“さわいじん”が同一人物だとは、宇佐美をはじめ、誰も気が付かなかったのだ。沢井は、感謝するとともに、自分と共に遭難した父親(和田正人)は何故助からなかったのかを尋ねた。
上杉父子はBCクロカンを楽しんでいたが天候が急変し、一瞬で吹雪になった。ホワイトアウトに見舞われ、仁は足を滑らせ、ロープでつながっていた父と共に滑落してしまった。
父は救難隊が見つけやすいように木に赤い布を巻くことを思いつき、息子を比較的安全な場所に残して木に向かった。そして、枝に布を巻いた。が、その時、乗っていた箇所が折れ、父は落下して頭を打ってしまった。
上杉父子の捜索に来た救難隊は1人で居る仁を見つけ、宇佐美が救出。ヘリコプターに無事収容した。だが、上杉の捜索は状況的に困難との判断から断念して基地に戻ることになった。
だがその時、意識もうろうの仁が「お父さん…ごめん…」とうわごとのようにつぶやき、それを聞いた宇佐美は、「上杉は赤い布の木の周りに居るはずだ。10分待ってくれ。それがダメならオレだけ降ろしてくれ」と頼み込み、1人で上杉の捜索に向かったのだった。
木の下で倒れている上杉を発見した宇佐美は、頭のケガの手当てをした後、日没と天候の急変、上杉の体力を考えて、ヘリが戻ってくるのを待たずに彼を背負って下山することにした。
しかし想定以上に雪は深く、その上、実は先ほど雪山に着地した際に宇佐美は膝をひねって痛めていた。現在も宇佐美を苦しめている膝の痛みは、この時の負傷が原因だ。
そんな理由から想定以上に下山に時間がかかってしまい、上杉は途中で息を引き取った。宇佐美は沢井に、父親を助けられなかったことについて「本当に申し訳なかった」と、深く頭を下げて詫びた。

宇佐美の12年間の自責…
沢井は、父の死は自分が滑落したのが原因で宇佐美のせいではない、と言い、自分の知らなかった父親の話を聞けて良かったと告げた。が、「ただ…」と続けた。彼は、宇佐美に「PJとして、何が正解だったと思うか」と問いかけた。沢井は、仁科(濱田岳)が救難作業中に殉職したことがまだ吹っ切れないでいた。目の前の命と自分の命…いざとなったら自分はどちらを優先するのだろう。心では「助けたい」と思っていても、死と直面したら…?
答えが出せず苦しむ沢井に、宇佐美は「正解は無い」と答え、だから、生きてる自分たちは日々考え、努力を続けるしかないのだと告げた。沢井もそれには同意しながらも、自分は宇佐美のように強くなれるのだろうか…と悩みは深まる。そんな彼に宇佐美は、自分もそんなに強くない、と言うのだった。
宇佐美は、上杉を救えなかったことをこの12年間ずっと引きずっている。当時の宇佐美の日記には、出動から救出までに無駄な動作は無かったか、子供を発見した後に何故すぐに父親の捜索に気を回さなかったのか、自分の能力や技術を過信していなかったか、など反省と後悔の言葉が並び、「生きて救えなければ、何もできなかったのと同じだ」「結果が全てだ」と自責の念がつづられていた。そして「あの子は今、どうしてるだろう」と、仁を気遣う一文もあった。どうしてそこまで宇佐美は固執するのか…それは、仁が自分と重なるからだった。

![八犬伝 Blu-ray豪華版 [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Uex-r5PNL._SL500_.jpg)
Happinet
発売日: 2025/05/21































