泣き落としをした誰袖が別人物へ密かなメッセージ!?
蝦夷を幕府の領地にするために、松前藩がオロシャ(※現ロシア)と抜け荷(※密貿易)をしている証を手に入れることが目下の計画。前回描かれたのは、吉原に客としてやってきた松前家の廣年(ひょうろく)に抜け荷をやらせることを誰袖が提案し、意知が了承した様子だ。今回は、誰袖がその計画を実行に移した。
意知が隣室に控える中、大文字屋が廣年に女郎たちのため、琥珀を買いたいと申し出た。大文字屋が立ち去ったあと、誰袖は「商人を通さず、直にオロシャから主さんがお買い付けになることはできぬのでありんすか? そうすれば、安く手に入りんしょう?」と言葉巧みに誘う。
廣年がそれはご法度で、「下手すれば、(お家)取り潰しになってしまう」と声を荒げる。すると、誰袖の目から涙がポロリと流れた。「わっちは、その金があれば主さんともっとお会いできるかと思いんして…」とつぶやくと、涙にほだされた廣年は「ひとつ考えてみるゆえ」と口にした。
意知と一緒に隣室で様子をうかがっていた大文字屋が「出た」と言ったのは、花魁の泣き落としが常とう手段であるからか…。
その泣き落としをした誰袖は、廣年に「うれしゅうありんす」と抱きついた。しかし「ぜひ、いつの日か身請けを…」と言ったときの視線は意知の方に向けられていた。
この誰袖の様子に、視聴者からは「悪女として完璧」「腹の底が見えない悪女っぽさ全開」「誰袖の悪女っぷりにどっぷりハマってます」「福原遥ちゃんの悪女サイコー」「悪女すぎてよい」と反響が続々と上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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