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松本潤、新しい領域の医療を演じる決意「医療従事者の方々にも納得してもらえるような作品にしたい」<19番目のカルテ>

2025/06/21 10:30

徳重晃は「すごく頭を使って動いている人物」


――徳重という人物をどう捉えていますか?

原作の徳重は、おっとりしていて柔らかい人という印象。でもそれだけではなくて、どこか芯のある人物でもあると感じました。彼がなぜ総合診療医を選んだのか、どんな経験をしてきたのか、原作には明確に描かれていないので、スタッフと相談しながらその背景を想像して作り込んでいるところです。日本の医療と真剣に向き合う、1人の人間としての徳重を描けたらと思っています。

――ご自身との共通点はありますか?

スタッフの皆さんとの話の中で、最初は「徳重って、ぽわぽわしている人だよね」という印象になりました。確かに、徳重は人と接する時に柔らかい雰囲気を持っているのですが、それを意図的に活用して、診療の場で相手と向き合っているように感じます。

ですが、ただ優しいだけではなく、患者の状態を診ながら「どう話を広げていくか」「どこに導いていくか」を考えて行動している。そういった意味では、すごく頭を使って動いている人物なんですよね。徳重には及びませんが、その点では自分とちょっと重なる部分もあって、なぜ僕に声をかけてくれたのか、その理由が少し分かった気がします。

――初めての医師役ということで、ご自身の白衣姿は見慣れましたか?

まだ自分でも見慣れていません(笑)。ですが、気が引き締まりますね。ポスタービジュアルの撮影に合わせて髪を切ったりして、徐々に徳重に近づいている感じです。台本の読み合わせやリハーサル、医療監修の生坂政臣先生との打ち合わせを通じて、「いよいよ始まるな」という実感が湧いてきました。

ある患者に問診する徳重(松本潤)と、その様子を見守る滝野(小芝風花)
ある患者に問診する徳重(松本潤)と、その様子を見守る滝野(小芝風花)(C)TBSスパークル/TBS


総合診療医にとって最も重要なのは「問診」


――松本さんは総合診療医について、以前からご存知でしたか?

恥ずかしながら知らなくて、「どこの病院にいるんだろう?」「どうやって受診するんだろう?」というところからのスタートでした。ですが、生坂先生にお話を伺って、とても幅広い視点で人を診ていく診療科だと知りました。身体的な症状だけじゃなくて、心や生活背景も含めて診ていく。このドラマを通して、「総合診療」に対する理解が少しでも広がっていくとうれしいなと思います。

――医師役を演じるにあたって意識していることはありますか?

僕の中で(ドラマに登場する)医師というと、外科的な処置や手術の技術という印象が強かったんですが、今回の役ではそういったシーンはあまりなくて。むしろ“この人はどんな環境で生きているのか”という、社会的・心理的な背景も含めて診ていくスタイル。だからこそ問診が重要で、そこから物語が展開していくような印象があります。

生坂先生からは「最も重要なのは問診」と教わりました。患者さんとの会話の中に、診断のヒントがたくさん詰まっている。表情や口調、ちょっとした仕草に真実が隠れていることもある。そういう“聴く力”が総合診療医にとってすごく大切で、同時に人と人とのコミュニケーション全般にも通じるなと感じました。

――松本さんご自身が対話する時に大切にされていることはありますか?

文面や人づてに聞いただけでは、言葉のニュアンスってどうしても伝わり切らないことがあると思うんです。その言葉を発した人の声のトーンや、表情といった情報が加わって初めて伝わる部分もあるのかなと。

この仕事をしていると特に感じるのは、誰かが間に入ってくれることでスピードや効率が上がる一方で、本質的な部分が伝わらないこともあるということ。結果として、かえって時間がかかってしまうこともある。もちろんリモートが便利な場面もあるけれど、「この芯の部分だけはちゃんと温度感を伝えたい」という時は、やっぱり直接会って話したほうがいいなと思うんです。

便利さが全てでもないし、手間がかかることが正解でもない。その時々に応じて、どう伝えることが最善なのかを考える。そういう“バランス感覚”を大切にしています。

――最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

今回は医療をテーマにしながらも、視聴者の皆さんの心が温まるような、そんなドラマを目指しています。2025年の“今”だからこそ描ける医療のかたち、人と人との関わり方、その温かさや意味を丁寧に描いていけたらと思っています。

総合診療というまだ新しい領域の医療に光を当てながら、専門医との関係や病院の中での役割など、リアルな部分にもこだわって作っていきたいと思っています。医療従事者の方々にも納得してもらえるような、なるべくうそがないものにしたいです。

視聴者の皆さんには、医療現場のリアルさと同時に、登場人物たちの人間味や温かさにも触れていただけたらうれしいです。楽しみにしていてください。

徳重(松本潤)が毎回どんな患者と向き合っていくのか注目だ
徳重(松本潤)が毎回どんな患者と向き合っていくのか注目だ(C)TBSスパークル/TBS

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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■日曜劇場「19番目のカルテ」
2025年7月13日(日)スタート
毎週日曜夜9:00-9:54
TBS系にて放送
https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/


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画像一覧 5

  • 7月13日(日)スタートの日曜劇場「19番目のカルテ」にて、主人公・徳重晃を演じる松本潤
  • 【写真】患者の言葉に真剣に耳を傾ける徳重(松本潤)
  • 徳重(松本潤)は新設された「総合診療科」の医師として魚虎総合病院に赴任する
  • ある患者に問診する徳重(松本潤)と、その様子を見守る滝野(小芝風花)
  • 徳重(松本潤)が毎回どんな患者と向き合っていくのか注目だ

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19番目のカルテ

出演者:松本潤 小芝風花 新田真剣佑 清水尋也 岡崎体育 池谷のぶえ 本多力 松井遥南 ファーストサマーウイカ 津田寛治 池田成志 生瀬勝久 木村佳乃  ほか

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