「リン・ミンメイというキャラクターに引かれました」
――疾走感という意味では、ちゃんみなさんが歌う主題歌「WORK HARD」も作品の世界観にぴったりですね?
アニメの曲ということを意識せずに、ちゃんみなさんが作品を見て感じたことをそのまま表現してもらえたらと思っていました。結果的にとてもすてきで、今までのアニメにはないようなオープニング曲になりました。
――ちなみに、朴監督が最初に触れたアニメはどんな作品だったんですか?
僕は「超時空要塞マクロス」(1982-1983年) が大好きで、リン・ミンメイというキャラクターに引かれました。実写だったら演じている俳優さんに会えますけど、リン・ミンメイはアニメだから直接会うことはできない。そのファンタジー感にどハマりしたんです。
自分の中で妄想を膨らませてそれを楽しむのがアニメの良さ。中学2年生の頃から、将来はアニメの監督になりたいと言っていました。
――ものづくりをする上で大切にしていることはありますか?
誰と作るのかということが結構大事だなと。スタッフ、キャストも含めて人と人とのつながりの中で作っていく。やっぱり、自分たちが楽しんでいないと、そういう感じが見ている人に伝わってしまうんですよね。ちゃんとコミュニケーションが取れるのか。お互いに人間として尊敬できるのか。その関係性が作品にも表れるような気がします。

「呪術廻戦」の反響に驚き
――今回もそうですが、今や世界に配信されることが当たり前の時代。そんな中で、いろいろな国の人たちが楽しめる共通のテーマは何だと思いますか?
もちろん国によって文化は違うと思うんですけど、やっぱりギャグはどこでも通じるんじゃないかなと。特にB級ギャグが(笑)。「BULLET/BULLET」は自分でも楽しく作れたので、皆さんにも楽しんでいただけたらいいなと思っています。
――朴監督は「呪術廻戦」(TV1期&劇場版)も手掛けていますが、やはり反響は大きかったですか?
正直なところ、こんなに反響があるとは思っていませんでした。原作の漫画は大人気ですけど、あんなにいろいろな国で見てもらえるとは想像していなかったです。これでいいのかなっていう不安な部分もあったのでびっくりしていますね。
――今後、どんなアニメを作ってみたいですか?
やっぱり、B級ギャグ満載の楽しい作品も作りたいし、スポーツものやアクションものにも興味があります。僕は男子校だったので、日本の漫画「BOYS BE…」の世界観に憧れていて。
桜の木の下で告白をするとか、男女共学だとこんな恋愛があるのかって、もうファンタジーなんです。だから、そういう恋愛ものにも挑戦したい。何でもやりますから、お仕事ください!(笑)
◆取材・文=小池貴之


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