CS放送の時代劇専門チャンネルでは、3月13日(土)より公開される映画「花のあと」を手掛けた時代小説作家・藤沢周平原作の作品を特集する「映像で綴る藤沢周平の世界」を放送中。没後10年以上を経た現在もなお、映像作品が制作され続ける巨匠の魅力を紹介する。
15日からは、'01年にNHK総合で放送された連続ドラマ「藤沢周平の人情しぐれ町」(全11話)がスタート。3月には、盗人・伊兵衛(仲代達矢)と底辺の生活を送る人々との哀感を描いた人情ドラマ「闇の歯車」('84年、フジ系)なども放送。また、江戸時代の東北地方にあった海坂藩(うなさかはん)を舞台とした作品で、藤沢周平の“最高傑作”との呼び声が高い「蝉しぐれ」('03年、NHK総合ほか)などもラインアップされている。こちらは、謀反の疑いを掛けられ切腹となった普請組・牧助左衛門(勝野洋)の息子・文四郎(内野聖陽)が、藩内の派閥争いに巻き込まれながら葛藤(かっとう)する姿と、隣家の娘・ふく(水野真紀)との淡い恋を描いた青春時代劇だ。
映画「花のあと」の公開が迫る3月8日(月)からは、時代劇情報番組「瓦版」で同作に主演する北川景子のインタビューも放送。歴史ブームの真っただ中である現在、江戸時代に生きた人々の“心の機微”を克明に描く藤沢周平の世界を堪能してほしい。
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