
俳優の田中麗奈が、7月26日に開催されたニッポン放送「上柳昌彦 あさぼらけ」映画「雪風 YUKIKAZE」特別試写会に、同作品の企画プロデューサー・小滝祥平氏とともに登壇し、トークショーを実施した。
激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿を壮大なスケールで描く
80年前、平和な海が戦場だった時代、数々の激戦を最前線で戦い抜いた駆逐艦「雪風」は、僚艦が大破炎上していく中、絶えず不死身ともいえる戦いぶりを見せ、主力である甲型駆逐艦38隻のうち、ほぼ無傷で終戦を迎えたのは「雪風」ただ一艦のみだった。同映画は、その知られざる史実を背景に、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へとつながる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿を、壮大なスケールで描き出す。
戦火に立ち向かう乗員を演じるのは、「雪風」艦長・寺澤一利役の竹野内豊、先任伍長・早瀬幸平役の玉木宏、若き水雷員・井上壮太役の奥平大兼ら。ほか、早瀬の妹・サチを當真あみが、寺澤の妻・志津を田中が、志津の父・葛原芳雄を益岡徹が、帝国海軍軍令部作戦課長・古庄俊之を石丸幹二が、そして実在した第二艦隊司令長官・伊藤整一を中井貴一らが演じている。

「無知を恥じずに勝手にものを作ってはダメ」
上映後に行われたトークショーで、まず小滝プロデューサーが「『聯合艦隊司令長官 山本五十六』という映画を作った際に、原作で歴史家の半藤一利さんから、今度『雪風』という艦を勉強してごらんなさいと言われたことがきっかけ」と映画製作の背景について語る。
史実とエンターテインメントのバランスについて悩まれたのではと問われると「半藤さんに、『無知を恥じずに勝手にものを作ってはダメだ。歴史をしっかり学んで、その上で脚色することは構わない。』と、つまり知らないで作ってはいけないとかなり厳しくおっしゃられましたね」と振り返った。
そして、脚本を作る上で「当時は海軍でも陸軍でも元兵士の方がたくさんいらっしゃったんですよ。今回現役でお会いできた方は5名でしたが、『雪風』は幸い沈まなかったので、最後の主計長の方が乗員の手記をお書きになって。それをお子さまから見せていただいたり。脚本家と国会図書館に通って写して勉強していました」とたくさんの資料と当時の人に会いながら制作したことを明かした。





























