
なにわ男子・藤原丈一郎が演じる“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ男が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する姿を描く社会派ミステリー「ロンダリング」(毎週木曜深夜2:15-2:45ほか、フジテレビほか/FOD・TVerにて配信)。その劇中で、緋山に事故物件のロンダリングを依頼する不動産会社社長・天海吾郎を演じる大谷亮平に、今作の見どころや役について聞いた。
ヒール役ではないので、後半に向けての天海を見守っていただけたら!
――まずは今作で共演されている、緋山役の藤原丈一郎さんとP.J.役の橋本涼(B&ZAI)さんのお二人と共演してみての印象を教えてください。
第1印象は、「爽やか」ですね。爽やかで真面目なのでいじれないというか(笑)。それくらい真っすぐでキラキラしていました。
藤原さんは、クランクインしたときから迷いなく突っ込んでくる感じで。本人は「緊張してます」と言っていたけれど、思い切ってやっているパワーがありました。
橋本さんとは、本作の謎解きにかかわる大事なシーンでご一緒しましたが、ネガティブな感じが全くなく、思いきって飛び込んでくる感じでしたね。
――専業の役者さんとはちょっと違う感じ?
う~ん。それはもしかしたら、僕の「アイドルの方だ」という先入観があったからなのかもしれないけれど、芝居に関しての“本気”を目の当たりにした感じはありましたね。
1話で藤原さんが霊の声がきこえてパニックになるシーンがあるのですが、ああいうシーンって見た目以上にキツイんですよ。すごくパワーが必要なんだけれど、パワーを出し惜しみしていなかった。パニックになっている緋山を天海が「落ち着いて」と止めに入るのですが、その振り払い方が「あ、マジだな、こいつ」というくらいのパワーで(笑)。それを見て「“こなす”とか“ふりをする”つもりはないんだ、この人は」と思いました。どのシーンもやり切っていましたね。1話のこのシーンってすごく重要で、これが中途半端だったら、“幽霊の声が聞こえる”という作品の中核が軽いものになってしまう。そこをしっかり演じてくれたのは、「大丈夫だな」と思えた要因でした。
――大谷さんは、この世に恨みを残す“死者の声”が聞こえる特殊能力を持つ緋山鋭介をアルバイトとして雇う不動産会社の社長・天海吾郎を演じられます。天海はどういう人物だと捉えていますか。
ドライで冷酷な印象を与えるキャラクターですが、実は一人の人間としてすごくもがいていて、終盤にかけてどんどん人間的な部分が出てきます。徐々に感情が出ていくキャラクターなので、前半は緊張感という意味でもちょっとサイコっぽく冷酷に見える感じに演じました。ドライなだけだと、天海という人物の魅力が伝わらないと思ったので。ヒール役ではないので、後半に向けての天海を見守っていただけたらと思います。
――ちなみに、大谷さんは霊を感じるタイプですか。
このドラマには合っていないのですが、信じていないとこがあるんですよ(笑)。だからこの作品の特殊能力というのを疑って見ているかもしれません。でも、僕が金縛りにあったときに見えたものと同じものが見えたという人がいて……。同じものが見えるというのは、何かあるのかなとは思いましたが、霊感はないです。
――それは……何かあるのでは(笑)。演じられた天海と大谷さんご自身との共通点や共感できた点はありますか。
天海の経歴が普通じゃなさすぎるので、共通点はないかも(笑)。天海の生い立ちは後半に向けて明らかになっていきますが、彼に関しては「そうするしかないよな」と思える部分はありました。生きるか死ぬかというシチュエーションになった時に発するセリフがあるのですが、そこはすごく正直で人間味があるというか……、そのセリフがあったから、天海をただの冷酷な人間にしたくないと思ったというのはありますね。
すみません。ネタバレしちゃうので、言えないことが多くて……。そんな中、必死に共通点を探すと、“不動産好き”というところかな。間取りを見るのが、すごく好きなんです。



































