等身大女性からクセのあるキャラまで…演技派・戸田恵梨香が明かす理想の女優像

2017/11/22 19:12 配信

ドラマ

出合おうとしても出合えない作品への出演

等身大の女性を自分の持っているロジックで演じてきた彼女にとって、「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」('10年TBS系)で演じた当麻紗綾はこれまでとは違う役だったという。

「『コード・ブルー』の緋山も『流星の絆』の静奈も、知識や育ってきた環境は異なるけれど等身大で演じることができる役でした。対して当麻はこれまでとは違い、自分の全く知らない女性がそこにいて。私は芯の強い女性を表現することはどちらかといえば得意なんですが、その強さを解放した芝居をしたことがなかったんです。それは私生活でも全くなく初めての感覚で…。そういう自分の知らない感情や表現方法を勉強しなきゃいけない、とあらためて考えさせられました。ちなみに初めてこの話を聞いたときは、堤さんとずっと仕事をしたいと思っていたので、それがかなううれしさと、自分がやったことのない芝居をすることで今までの自分を覆すことができるんじゃないかと、大喜びしていました」

感情を表に出し、チャーミングだけど強さを兼ね備えた当麻は、戸田のハマり役に。ドラマは、後にスペシャルや映画化されるなど、熱狂的なマニアを生み出す作品になった。

「私たち役者以上にファンの方がドラマに詳しくって…。圧倒されちゃったこともありますね(笑)。そういう作品って、出合おうと思っても出合えない。感謝です。現場では、堤さんの演出方法が刺激的で…。連ドラの第10回のニノマエ(神木隆之介)と対決するシーンは、途中で雨が降ってきたんです。普通中断して別日に撮影するのですが、そのまま続行し『雪はやんだが雨は降る』というセリフを追加して。あたかもそれが意図的だったように演出する。その力強さと柔軟さには驚きました」

「SPEC―」以降、戸田恵梨香といえば、クセの強い役をやらせればナンバーワンと言われるほどに…。

「西浦監督に“役作り”というものを教わって以降、どこか一カ所、その役柄らしいクセをつけてキャラクターを肉付けしていく作業をやってきました。何が必要で何が足りないのか?と考えて自分を役に近づけていくのですが、そういうクセや肉付けみたいなものを全て取っ払いたい、と思って演じたのが、『書店員ミチルの身の上話』('13年NHK総合)のミチル。話し方から表情のつくり方など、すごくフラットに演じて、改めて芝居って難しいなと思いました。不安はなかったですが、全てを取っ払った芝居はどこまで成立していたのか、映像を見るまでドキドキで。ただ、これまで吸収したことが少なからず力になり、何とか乗り切れたんだと思います」

戸田が印象に残っている共演女優を明かす! (3/3)

■'18年公開予定
映画「コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐」

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