日本バスケットボールリーグ男子(JBL)が、2月13日・14日に各地で4試合ずつ行われ、東京・国立代々木競技場第二体育館では、トヨタ自動車アルバルクとリンク栃木ブレックスが対戦した。
JBLは、所属する8チームによる6回戦総当たりのバスケットボールのリーグ戦。2009-2010シーズンのレギュラーシーズンは、昨シーズンより各チーム7試合増の総試合数168試合で、'09年10月3日〜'10年3月28日(日)まで行われている。
今カードは“バスケ界の貴公子”と呼ばれ、人気の高い五十嵐圭が所属するトヨタと、日本人初のNBAプレーヤー・田臥勇太が所属するリンク栃木の今季最終対戦。すでに4戦が終了し、リンク栃木が3勝でトヨタが1勝。だが、田臥の右かかとのけががあり、これまで直接対決は実現しなかった。そして、ようやくこの最終2連戦で、2人の直接対決が実現。ファンの注目度も高く、両日ともチケットが完売。多くのファンが心待ちにしていたライバル対決の行方を見守った。
2月13日の第5戦では、トヨタ・五十嵐、熊谷宜之がそれぞれ3本ずつ3ポイントシュートを決めるなど、終始トヨタペースで59-34で折り返す。第3クオーターでは、一時10点差までリンク栃木が追い上げるものの、全19本の3ポイントシュートを決めたトヨタが102-87で勝利。2月14日第6戦は、第1クオーターにリンク栃木・田臥、川村卓也らが得点を重ね、第2クォーター終了時に41−39とリード。第3クオーターには大量31得点を挙げ、13日の雪辱を果たす形でリンク栃木が101−78で勝利した。
直接対決を終えた五十嵐は「今季、初めて対戦できたし、いい刺激になりました。お客さんもたくさん体育館に足を運んでくれたんで、あらためて自分たちがバスケ界を引っ張っていけたらと思います」とコメント。ライバルであり、友人の田臥は「両チームがプレーオフに進出して再戦できることがベストだと思うので、これからもプレーオフに向けて頑張りたい」と意気込み、2人は両チームのプレーオフ進出を固く誓い合った。
2月14日現在、両チームの成績はリンク栃木が18勝12敗でリーグ2位、トヨタは17勝13敗で3位。3月28日(日)のレギュラーシーズン終了時点で成績上位4チームが4月3日(土)からのプレーオフ・セミファイナルに進出。プレーオフ・セミファイナルは、レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位の組み合わせによる2戦先勝方式で戦う。そして、セミファイナルの勝者2チームが4月10日(土)から3戦先勝方式のファイナルを戦い、シーズンチャンピオンが決定する。
JBL PLAYOFFS 2009-2010の一般チケット販売は2月27日(土)より。
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