石原夏織「観た人の心に残るような作品」 篠原監督&堀川憲司と記念イベントに登壇<不思議の国でアリスと>

劇場アニメ「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」が8月29日(金)より全国公開される。公開に先駆けて記念イベントが開催され、篠原俊哉監督、アニメーション制作を手掛けるP.A.WORKS代表・堀川憲司氏、声優・石原夏織が登壇。作品への熱い想いを語った。
「不思議の国のアリス」を劇場アニメーション化
劇場アニメ「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」はルイス・キャロルが1865年に生み出した児童文学「不思議の国のアリス」を原作とする日本初の劇場アニメーション作品。
アニメーション制作は「劇場版プロジェクトセカイ 壊れた世界と歌えないミク」(2025年)などを手掛けるP.A.WORKSが、監督は「色づく世界の明日から」(2018年)、「白い砂のアクアトープ」(2021年)の篠原俊哉氏が担当。
本作は、失敗を避けて周囲と同じことをしているはずなのにうまくいかず、人生を見失ってしまった大学生・安曇野りせ(声:原菜乃華)が主人公。亡くなった最愛の祖母が残した招待状に導かれ、りせは“不思議の国”へ迷い込んでしまう。
石原夏織「ファンタジーとリアルな部分がうまく融合している」
本作の記念イベントが8月16日に都内で行われ、監督の篠原、P.A.WORKSの堀川、声優の石原が登壇し、駆けつけたP.A.WORKSファンの前に姿を見せた。篠原監督は「もう公開直前ですし、観ていただく皆様からどういった反応がいただけるのかが楽しみな気持ちです」と、公開を間近に控えた心境を述べた。
本作は、篠原監督とP.A.WORKSによる5本目のタッグ作品。これまでの取り組みについて、篠原監督は「初めてP.A.WORKSと仕事をした時に、1つの作品に注ぐ熱量がすごく、本当に皆で良いものを作ろうとする良いスタジオだなと思ったんです。(そこからまた何度か一緒して)気づけば15年が経ちましたが、今でもその思いは変わらないですし、今後も堀川社長を中心として、素晴らしい作品を生み出してくれると思っています」と絶賛。
2025年はP.A.WORKSが25周年の節目であり、本作が25周年記念作品であることが紹介され、「現時点で、P.A.WORKS制作の作品が33作ありまして、そのうち約6割の20作がオリジナル作品だったんです。その中でも篠原監督による作品が多いですし、年月が経てば若いプロデューサーもたくさんオリジナル作品を作るようになってきたのですが、そんなプロデューサーたちの面倒も見ていただけている印象です」と、篠原監督への感謝の想いを述べた。
石原は篠原監督との取り組みやP.A.WORKS作品の魅力について、「絵の綺麗さやファンタジーとリアルな部分がうまく融合していることからも、ちゃんと観た人の心に残るような作品が多いと思いますし、P.A.WORKSや篠原監督の作品のオーディションでは、ギアが上がります」と熱く語った。


KADOKAWA
発売日: 2025/08/26




























