
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「カドコミ」で連載中の漫画『幼馴染が好きかもしれない』(KADOKAWA刊)より、第7話『文化祭にて』を紹介する。作者のあおの晴さんが、8月1日に「実は付き合ってる幼馴染の文化祭。」と添えてX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、あおの晴さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
“逆に”プリティな衣装のコスプレ喫茶にさす影

文化祭でコスプレ喫茶「逆に」を出店することになった一弥と春太。一弥は体格的にも似合わないセーラー服にルーズソックスというゴツい女装を着こなす一方、春太はベスト姿で店員役を努めていた。そんな中、客の1人が春太に声をかける。
やってきたのは春太が2度と会いたくないと考えていた先輩と元カノの瑠璃。別れたきっかけを笑い話にし、耐えられずその場を離れると一弥の前で春太の悪口を言い続ける。そんな先輩の接客をしていた一弥は、幼馴染で恋人の春太を傷付けられた怒りを隠さずに「俺の春太に二度と絡むな」と迫り…。
この文化祭のひと幕を読んだ人たちからは、「はちゃめちゃに好き」「こういう関係良過ぎる」「恋というよりも愛なんだよな」「すべてがかわいすぎる2人」など、多くのコメントが寄せられている。
学校行事のわちゃわちゃとシリアスが交じり合う名エピソード

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
もともと文化祭ネタは描く予定だったのと、個人的に好きな「攻めキャラのゴツい女装」の要素が融合しました(笑)。学校行事のわちゃわちゃは学生モノの醍醐味ですね…!
――本作では、まさしく“逆に”プリティな姿と、そこから飛び出すシリアスさのギャップが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
一弥(攻め)は普段基本的にふざけてておバカムーブが多いキャラなのですが、実は周りをよく見ていて、いざというときはちゃんとできるし正しい行動に移せる人物だということが表現できるよう描きました。また、そんな一弥は自分自身のことを誰かからバカにされたり笑われたりしても全くムッとしないのに、幼馴染であり恋人の春太(受け)を悲しませることは絶対に許せないという想いを持っていることも伝わると嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
最後のページのモノローグで春太が「俺に一弥がいたからだ」と赤面し、一弥の愛の大きさや、その愛に救われたことを実感する場面です。先日KADOKAWA様から発行いただけた単行本にはその続きの話を描き下ろしとして収録していますので、ぜひ読んでみていただきたいです…!
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
ページをめくるまでどんなことが起きるか予測できないような、でも読めば納得していただけるような…そういう流れにできたらいいなと思いながら考えています。難しいですが楽しいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
約3年前からSNS上でBL作品を投稿し始め、現在メインとしては3シリーズあって、各作品描きたい話が頭の中でもりもり渋滞している状態です。少しずつでも確実に描いていきつつ、絵も漫画も上達していきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもお読みいただきありがとうございます! 粗削りな部分も多々あり更新も不定期ななか、キャラたちのあれこれを楽しんでいただけて、創作の活力になっています。これからもSNSアカウントなど覗きにきてもらえたら嬉しいです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
『幼馴染が好きかもしれない』を読む
作者X(旧Twitter):あおの晴
作者pixiv:あおの晴
▼「カドコミ」で連載中の漫画『幼馴染が好きかもしれない』はこちら▼
https://comic-walker.com/detail/KC_006702_S/episodes/KC_0067020000200011_E?episodeType=first





























