
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『バンドの組み方』を紹介する。作者の魚須えり個さんが、8月7日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、魚須えり個さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
バンドを組んでいない世界で最後の女の子の物語

年頃の女の子たちがみんなバンドを組んでいる世界で唯一バンドを組んでいない女の子・板東は、行きずりの少年・ササキに声をかけ彼とバンドを組むことに。バンド名とパートを決めた2人はバンド「足ポトフ」としてライブをすることを決めて行動を開始する。
“バンドを組んでいない世界最後の女の子”がライブをおこなうということでテレビ局が放送し、ライブステージには多くの人が集まった。楽器ができないササキはこの日のために練習したカホンを、そして板東がボーカルを務めたライブは無事に終わり、行きずりに出会った2人のバンドは解散。しかし帰宅すると、ライブの動画を見た家族から「バンドといえるかどうかは怪しいけどね」と言われ…。
この2人のバンドを描いた漫画を読んだ人たちからは、「バンドというものについて思わぬ方向から投げかけられた」「どうしようもないじらしさが詰め込まれてる」「漫画自体が1つの曲になる感じが良い」「独特の世界観と空気が最高」など、多くのコメントが寄せられている。
バンドへの憧れと情熱から生み出された名作

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
バンドを組むことに憧れていたのですが、楽器が何もできないため、バンドの漫画を描こうと思ったのがきっかけです。
――本作では、バンドを通して世界が広がるようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
読んだ後に、今までバンドを組もうと思ったことがない人も、「自分もバンドを組んでみようかな」と思えるようなバンドになるよう意識して描きました。主人公が組むバンドは一般的にバンドとはいえないものかもしれませんが、こんなバンドの組み方があってもいいんじゃないかと思っています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
主人公が組んだバンドが解散するシーンです。バンドの解散という出来事は寂しいけれど美しいことだと思うので、主人公のバンドにはあっけなく解散してほしかったです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
好きなものや、日常で見聞きして面白いと思った言葉・出来事などから想像して漫画にすることが多いです。
――今後の展望や目標をお教えください。
面白い漫画をたくさん描きたいです。今まで描いたことがないテーマやジャンルにも挑戦してみたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
漫画を読んでくださる方、いいねや感想をくださる方、ありがとうございます。嬉しいです。今後も漫画を描いていくのでよろしくお願いします。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。




























