
今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。同作は、「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・暢をモデルにしたオリジナル作品。戦前から戦後と激動の時代を生きた“ハチキンおのぶ”こと朝田のぶと、夫となる柳井嵩があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた愛と勇気の物語だ。
「あんぱん」の物語も第22週、第108回の放送を終え、悩めるメイコ(原菜乃華)に気持ちを伝える健太郎(高橋文哉)の姿が描かれた。WEBザテレビジョンでは、嵩(北村匠海)の親友であり、メイコの夫・辛島健太郎を演じる高橋文哉にインタビューを実施。作品・役柄への思い、共演者への印象を語ってもらった。
とてもありがたい機会をいただきました
――“朝ドラ”初出演。出演が決まった際のお気持ちはいかがでしたか?
一番初めにお話を伺ったのは僕のデビュー5周年のときでした。「あんぱん」という作品もNHK放送100年、そして戦後80年という節目の作品になると伺い、そのような節目の作品に出演できることはとてもうれしく、とてもありがたい機会をいただいたなと思いました。
やはり多くの役者さんが“朝ドラ”というものに一度は足を踏み入れてみたいという思いがあると思いますが、僕もその一人でした。今回出演させていただけることになり、“朝ドラ”に臨むにあたっての緊張と不安を抱えながら現場に入ったことを覚えています。
――出演情報の取り扱いも厳しかったと伺いました。
僕が携わった作品の中では次元が違う厳しさでした。出演することが決まってから、半年ほど解禁までの時間があったと思います。髪型が変わったけれどなぜ変わったのかは言えない、ということもありましたが、それがうれしいと感じた自分もいました。本当に限られた人しか知らなかったので、情報が解禁された際は、たくさんの方から「“朝ドラ”出るんだね!」と言っていただき、その影響の大きさも感じました。
――今回、博多弁でのお芝居となりましたが、いかがでしたか?
こんなに長い期間方言でお芝居をすることが初めてで。事前に健太郎は福岡・博多の人だと説明は受けていたのですが、実際に台本を読んで「大丈夫なのか」と怖さも感じました。
――方言の練習はどのようにされましたか?
方言指導の先生が録音して下さったせりふの音源をいただき、その音源を聞いて現場に行きお芝居をして。間違っていたらその場で修正していただくという形でした。
“告白シーン”は「ついにきた!」と感じました
――第19週で健太郎はメイコと結婚し、子供も生まれます。そして仕事面ではNHKに就職しているなど盛りだくさんな週だったと思います。特に印象的だったことはありますか?
やはり告白のシーンです。告白と言っていいのか難しいところでもあって。「好き」や「付き合おう」と言っているわけではないんですよね。ですが、台本をいただいて読んだ段階で、僕自身としても、健太郎としても「ついにきた!」と感じました。現場でドライ(段取り)をした際、メイコとの掛け合いが終わった瞬間に自然と現場に拍手が起きたんです。「おお~!若いね!」と皆さんが言って下さって。やっと気持ちを伝え合えてよかったなと思いましたし、2人の今後が楽しみになるようなシーンになったと思っています。
――高橋さんの中では、健太郎のメイコへの恋心が芽生えたのはいつだったと捉えていますか?
すごく難しいのですが、皆さんに想像していただこうと思いながら演じていました。僕の中で、この辺からこう思っていたんだろう、このシーンではこうだったんだろうという考えはあるのですが、明言はしないでいたいというのが正直な気持ちです。一つ言えることは、メイコという存在が健太郎の心の片隅にずっと居続けたんだろうなと。自分が気付いていなかっただけで、ふと思い出すような、ふいに寂しいときに会いたくなるような人。それがメイコだったんだろうと思うんです。
――原菜乃華さん演じるメイコは結婚してから強さが出てきたようにも感じます。健太郎は結婚を機に変わる部分はありましたか?
健太郎は、変わらないと思います。第22週でメイコは“母親になっても、おしゃれして、健太郎さんと歩きたい”という願いを抱えていますが、一方で健太郎はその思いには気付かない。変わらない関係性でいることがいいと思っていた健太郎が、気付かないうちに“パパとママ”になってしまっているという部分もある種、健太郎らしいのかもしれないとも思います。その部分は意識しながらも、基本的には健太郎はメイコへの接し方含め、特に変わってはいません。強いて言えば、義理の姉であるのぶ(今田美桜)さん、蘭子(河合優実)さんに少し緊張するようになったことくらいです(笑)。
――健太郎を演じる上で、大切にしていることを教えてください。
健太郎は、人が好きで、人たらしで、底抜けの明るさを持ち、この人のために頑張ってあげようと思ってもらえる人だと思っています。その部分を大切に演じていますね。そして、感覚的なものになってしまうのですが、“心臓の位置を5cm上げる”ということを意識しています。
――どんな時に心臓の位置を上げる意識をされているのでしょうか。
クランクインしてからずっとです。その感覚を言語化することがすごく難しいのですが、普通の人とはまた違う、危なっかしさやふわっとしている軽さのような表現、そして突拍子もなく何かを言い出しそうな空気感を出すための表現として、“心臓が5cm上がる”という気持ちで臨んでいます。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。










































