
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「ヤングガンガン」で連載中の『宝姉妹』(スクウェア・エニックス刊)の第1話を紹介する。作者の久川はるさんが、7月25日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.8万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、久川はるさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
宝くじで3億円が当たった姉妹の贅沢とは

8歳のニイナと6歳のマナは、父親が2カ月以上帰って来ないまま2人で生活している。ある日、テレビが消えてお湯も出なくなり睡眠へ逃げることに。次の日の朝、目を覚ましたニイナは新聞を取りに行き、とあるページを探し始める。
その日は、宝みくじの当選番号発表の日。「あたったらどうする?」と聞かれたニイナは「ぜーたくを…する!」と拳に力を込めた。その後マナが当たったときの使い道を考えていると、番号を確認していたニイナが「当たってる…」と言い、その当選額はなんと3億円で…。
『宝姉妹』を読んだ人たちからは、「子どもらしい使い方」「この子たちを守らなきゃ」「贅沢してほしい」「見守ってるサラリーマン好き」など、多くのコメントが寄せられている。
姉妹を見守るサラリーマンの姿が予想外の反響

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
もともとは「地味な金額で贅沢を楽しむOLとJKの話」みたいな連載企画案を考えていたんです。上限1000円でコンビニで美味しいものを買って一緒に食べるとか。いろいろ組み替えるうちに「少額でも楽しいことってできるよね」という部分が残り、そこを強調できる設定を考えていき、「3億円あたったけど少額の贅沢で大満足しちゃう小学生姉妹」という今の形に落ち着きました。
――本作では、宝くじが当たって豪遊する姉妹の姿が非常に印象的でした。本作を描くうえでの「こだわり」や「注目ポイント」を教えてください。
高額当選したらどーんと大きく使いたくなるのが多くの人のサガだと思うのですが、ニイナとマナは3億円あたっても今までの価値観のままニイナ達なりの贅沢を楽しんでいきます。ニイナたちがどんな「豪遊」をしていくのかに注目していただけたら嬉しいです。
――本作に出てくる2人のサラリーマンがとても共感できました。サラリーマンを登場させることになったきっかけがありましたらお教えください。
プロット段階では彼らはいなかったのですが、ネームにしたら自然に出てきました。現実は厳しいので、物語の中では優しく子供達を見守る大人達がいる優しい世界を描きたいなと思って。あと、ニイナもマナもどちらかといえばボケキャラなので、外野からリアクションしてくれる存在を入れたくなったんです。漫画が公開されたらこのサラリーマンたちへの反響が予想以上に多くて驚きました。彼らと一緒に姉妹を見守っている気持ちで読んでもらえたらと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
姉妹が駄菓子屋に入っていくシーンはネームの時から気に入っていて、連載会議に出す際の作画サンプルとして描いて提出し、連載開始時にさらに加筆しました。駄菓子を選ぶニイナとマナは描いてて楽しかったです。もう一つは、おばあちゃんが“すっぱそうな顔”をする場面(笑)。なんとなく気に入ってしまって、駄菓子屋のおばあちゃんはコミックス書き下ろしにも登場しています。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
『宝姉妹』では、疲れた時にくすっと笑ってもらえるコメディを突き詰めたくて、それ以外ではホラーとちょっと泣ける話に挑戦したいです。
――読者の皆さんへメッセージをお願いします!
寝る前に布団の中で読みたくなるような小さな癒しをお届けできる作品にしたいと思っています。姉妹の贅沢を一緒に見守ってもらえたら嬉しいです。『宝姉妹』を、これからもどうぞよろしくお願いします。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
『宝姉妹』を読む
作者X(旧Twitter):久川 はる
▼「ヤングガンガン」で連載中の漫画『宝姉妹』はこちら▼
https://magazine.jp.square-enix.com/yg/introduction/takara/
































