
8月29日(金)から公開される劇場アニメ「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」。本作は、今もなお世界中で読み継がれ、数多く映像化されてきた名作「不思議の国のアリス」が、日本で初の劇場アニメーション化されたもの。絶賛就活中だけど、人生も迷走中の大学生・安曇野りせが、ある日、亡き祖母が遺した招待状にみちびかれ、“不思議の国”へと入り込み、アリスという少女と一緒に旅をすることに…といった物語だ。今回は、そんな本作で主人公・安曇野りせ役を務めた原菜乃華にインタビュー。アフレコ中の思い出や、原が「心の健康」のためにしているという習慣などを聞いた。
声の演技は楽しい「陶芸みたい」

――事前に公開されているアフレコ映像の中で「声のお芝居が好きなんだなって改めて気づきました」ってコメントされていた原さん。具体的にどのようなところにそう感じましたか?
台本と映像だけが目の前にあって、他のことを考えず、お芝居にとことん向き合えるという環境が、今までにない感覚だなと思いました。小さい頃から、たくさんのカメラや人がこっちを見ているという感覚が当たり前だったので気づかなかったんですけど、こういう風に密室で1人「ああでもない、こうでもない」と言いながら丁寧に作り上げていく感覚っていいなと。自分の声のお芝居だけに全神経を集中させて研ぎ澄ませていくのが、なんだか陶芸みたいで、すごく楽しいなと思いました。

――では、今回の収録はスムーズにいきましたか?
いや、難しかったです。全部難しかった。普段のお芝居だったら、顔や動きが、その人の心の心情を伝えるのに補足してくれるんですけど、声のお芝居は声しかないので。録ったものを聞いた時に、どれだけ自分が気持ちを乗せて話していたとしても「こんなにも伝わらないことがあるんだ」って衝撃を受けましたね。どうしようかと悩みました。気持ちだけではうまくいかないのが、アフレコなんだなって。
――声のお芝居は前作『すずめの戸締まり』のころと比べて、成長したと思うところは?
自分の中では、まだまだ成長したとは思えていないんですけど。前作よりリラックスして、マイクの前に立てるようになったかなと思います。前回は、客観的に聞いたときの自分の声があんまり得意じゃないというのもあって「本当にこれで合ってるのかな」って思いながらアフレコしていたので。
――ブランクを感じることなく、感覚を取り戻せましたか?
アフレコが始まるまでは不安でしたけど、始まったら意外と大丈夫でした。『すずめの戸締まり』のときにも、お世話になった音響監督の山田さんが今回もついてくださったのですが、「すごく不安です」と連絡させていただいたら「いや、原さんなら大丈夫でしょう」ってさらっと言ってくださって。それでちょっと肩の力が抜けましたね。ダメなところ、できなかったところを全部見てきたあの山田さんがそういう風に言ってくださるんだったら、きっと大丈夫なのかも、って。
マイカ ピュの印象は「天才だと思いました」

――アリス役のマイカさんとは一緒にアフレコされたそうですが、どうでしたか?
本当にかわいくて…!アリスのままでした。天真爛漫で、元気で無邪気で。それから、常に物怖じしないところ、ひょうひょうとしているところがすごい!演出に対して、すぐに変えてお芝居できるんです。私自身、それができなくて、たくさん悩んできたので。隣でいとも簡単にやっちゃうマイカちゃんは天才だと思いました。
――共演者の皆さん、すごく豪華ですが、完成作を見て印象的だったキャラクターはいますか?
森川さんのチェシャ猫がすごく素敵でした。絵本を今まで読んできた印象だと、チェシャ猫ってすごくちゃらんぽらんで、どこかずっとふざけてて、奇妙っていうイメージだったんですけど、あんなに落ち着いていて、大人の余裕に満ちあふれていて、人生の先輩感のあるチェシャ猫もいいなって。ついて行きたくなるような安心感がありましたね。それから、白ウサギとかもいまどきの要素を取り入れていて、現代を生きる私たちからしたら、ワンダーランドっていうファンタジーの世界だけど、とっても現実に近い世界だから物語の世界観に入り込みやすそうだなと思いました。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
■原菜乃華 オフィシャルHPhttps://tristone.co.jp/sp/actors/hara/
■原菜乃華 公式Instagramhttps://www.instagram.com/nanoka_hara_official/?hl=ja
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