
SNSをはじめとした可視化された「信頼値」で能力を得て、さまざまな思惑に振り回されるヒーローたちのバトル――。3DCGと2Dアニメーションが混在する完全オリジナル新作「TO BE HERO X」(毎週日曜朝9:30〜フジテレビほかにて放送中)は、メタファー全開のコメディー設定の中に、シニカルで残酷な展開もぶち込んでくる意欲作だ。ヒーローの1人、“野心燻る不屈のアウトサイダー”こと梁龍《リョウリュウ》を演じる声優・内山昂輝に、自身のヒーロー観や表現へのこだわり、さらには最近のインプット事情などをたっぷり語ってもらった。
「本名じゃなくて芸名だったら、違うキャラだったかも」
――本人が望むと望まざるとにかかわらず、「信頼」される内容に応じて能力を得て、その期待に応え続けるか否かで強くも弱くもなる……という設定ですが、もし、内山さんがこの世界で人々に“見つかって”しまったら、どんな能力のヒーローになりそうですか?
そもそも僕は戦いとか絶対に嫌なので、考えたくないですね(笑)。ちょっとした言動の受け取られ方で、立場が左右される怖さもありますし、なってしまったらかなりツラいかも。他人から注目されていろいろ言われたらプレッシャーを感じるだろうし、できるだけ野次馬側でいたいです。
――(笑)。普段、生きていく上での選択でも、人の目や評価を気にするタイプですか?
気にして……いるんですかね?(笑)子どものころから本名で活動しているんですけど、たまに、芸名だったら違う人生があったのかな? 何か違うキャラクターになることもできたかもしれない、と思うこともあります。
――なるほど。そんな内山さんにとっての“ヒーロー”は、自分が目指して「なる」ものでしょうか、他人がなるのを「見る」ものでしょうか。
自分がなるものというイメージは全くないですね。それこそ今回のようにキャラクターとしてヒーローを演じることはありますが、自分が目指すという感覚は、正直分からない。僕はスポーツ観戦が好きなので、サッカー選手を「すごいな」と思う感覚に近いのかな? どちらかというと「自分にできないことをできる人」という定義かもしれません。

むしろヴィランに共感!?「どうしても斜に構えてしまう」
――演じられたキャラクター、梁龍《リョウリュウ》について教えてください。
TOP10圏外から、虎視眈々と“X(ランキングトップの称号)”を狙うヒーロー。とはいえ戦い方が独特で。やられて、やられて、やられてからそれをカウンターでやり返すようなバトルスタイルですし、性格もひねくれたところがあって興味深いキャラクターです。
――役作りのポイントは?
いろいろなヒーローが出てくるので、他と被らぬよう、ちょっとダークで反抗的な感じを入れたいなと。みんながイメージするようなヒーローとは違う、反骨精神みたいなものが“梁龍らしさ”だと思うので、それを自分なりに声で表現できればいいなと思いました。
――公式サイトでも「驚異の打たれ強さを持ち味とする粗暴な一匹狼」と書かれていて、笑顔やポーズからもヤバい感じがビシバシ伝わってきました……。
実際、だいたいのセリフが「悪役かな?」状態でした(笑)。この21、22話(8月24、31日放送)で、梁龍は長年TOP10入りしている元Xのスマイル(声・平川大輔)や、1話に出ていたナイス(声・花江夏樹)と戦うことになるんですが、選ぶ作戦、執る手段も全部「本当にヒーローかな???」って感じなので、ヒーローというよりむしろ、ヴィランのイメージで演じていたかもしれません。
――ちなみに普段、梁龍みたいなタイプが身近にいたらどういう態度を取られますか?
絶対に距離をとった方がいいと思います(即答)。いろいろ大変な過去があるようですし、まだ描かれていない優しい一面とか、意外な奥行きがあるかもしれない、と思いつつ……今のところ、ちょっとお近づきにはなりたくないですね(笑)。
――この流れでこの質問をするのは大変恐縮なのですが、ご自身と似ているところや共通点などはございますか?
(笑)。いや、でも、あると言えばある気がしていて。ちょっと斜に構えた感じっていうのが……自分の心の中にはあるかなという気がしますね。

![【Amazon.co.jp限定】TO BE HERO X 全巻購入セット(1巻購入メーカー特典:パッケージ告知ポスター付)(全巻購入オリジナル特典:キャラファインマット付)(完全生産限定版) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51I-sH6mFBL._SL500_.jpg)





















