市原隼人が、11月18日に高知で開催された映画「サムライせんせい」の初日舞台あいさつに、渡辺一志監督と共に登壇した。
同作品は、主人公・武市半平太の生誕の地、高知に加え、山口、佐賀、鹿児島の4県が平成の連合を組んだ、幕末維新150周年の記念作。
原作は、黒江S介の同名漫画「サムライせんせい」(リブレ刊)。物語は、幕末を生きた高知出身の志士・武市半平太がタイムスリップした、現代日本で学習塾を手伝うことで繰り広げられる痛快なストーリーとなっている。
半平太を演じた市原は「いきなり半平太が現代にやってきて、犬を連れているおばちゃんに驚いたり、バスに驚いたり、警察官に追いかけられたりというのが、芝居をしていて単純に楽しかったですね。時代ものという点では“大儀”があるってすてきだなって思いました。天命というか、“やるべきことがある”というのが、良くもあり、悪くもあり、引かれるところがありました。半平太は絵に描いたような武士で、古き良き日本人の誇りを持っている人物だと思いながら演じていました」と、演じた半平太への思いを語った。
また、共演した奥菜恵については「後にも先にも、自分が芸能界で好きになった(唯一の)人なんです。『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(1993年)を見て、「何だ、このかわいい人は!」って思って、そこから好きになりました。これまで全く共演がなく、しかもそれが妻(の役)ということで、一番緊張しました(笑)」と明かした。
最後に、「映画は作られているときは監督のもの、カメラの前では役者のものですが、皆さんに見ていただいた瞬間に観客のものとなります。まずは高知の方にご覧になっていただき、胸の中に大切にしまい、かわいがっていただけることを願っています」とあいさつし、イベントを締めくくった。
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