――前作のドラマや映画、原作漫画やアニメなどはご覧になりましたか?
はい。特に「阿知賀編」の漫画を読んだり、監督と話し合ったりしてすごく研究しました。表情や卓へ着く際の座り方、歩き方などで、穏乃らしさを出せるようにしました。声のトーンは、アニメ版で穏乃を演じられた悠木碧さんの演技を意識したりもしました。
――穏乃の第一印象はいかがでしたか?
すごく元気で明るい子だなと思いました。物静かでしっかりしている子が穏乃の周りには多い印象なのですが、その中で一人元気に騒ぐかわいらしい子だなと。でも、一度決めたことは曲げずに全力で取り組む子なので、そこは格好良いなと思います。
――穏乃と自分で似ていると感じる部分はありますか?
元気で明るいところや、運動が好きなところは似ているなと思います。私も割とポジティブで考えるよりも先に動く部分があるので、そんなところも結構似ていますね。
――小沼雄一監督からどういった指示を受けましたか?
撮影が始まる前に言われたのは、中学3年生の私が高校1年生の穏乃を演じることについて、「あまり背伸びし過ぎず、等身大の女の子を演じてほしい」ということでした。「元気な女の子なので、気持ちとしては小学生くらいのつもりで、“大人っぽさ”は意識せずに」とも言われました。
――穏乃は山が好きな自然児ということで、山でのシーンもありましたね。
山道は上り下りがたくさんあったので苦労しました。また、そこでは憧(あこ)役の伊藤萌々香ちゃんをおぶったのですが、誰かをおんぶするのは初めての経験だったので、「痛くさせていないかな?」と意識しながらの演技は大変でした。でも、萌々香ちゃんはとても軽かったので全然問題ありませんでした(笑)。
――共演者は同年代の方が多かったですね。
女の子しかいないし歳もみんな近いので、本当に笑顔の絶えない和気あいあいとした現場でした。中でも阿知賀のみんなはほぼずっと一緒だったので、すごく仲良くなれました。
――オープニング曲とエンディング曲を阿知賀のメンバー5人で歌われるそうですが、レコーディングはいかがでしたか?
これまで人前で歌ったことがなかったので、すごくドキドキしました! でも、阿知賀のメンバーの5人中3人は普段アーティストやアイドルをやっているので、アドバイスをもらいました。灼(あらた)役の(中山)莉子ちゃんからは「楽しんでやればいいよ!」と言ってもらったのですが、私は余裕がなくて「楽しむなんて全然できないよ~!」って返しました (笑)。
――苦労したところはありますか?
私は元々声が低いこともあるので、歌の中でキーが高い部分は頑張って声を出しています(笑)。
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