
山田裕貴が9月11日、都内で開催された映画「ベートーヴェン捏造」公開前夜祭舞台あいさつに、古田新太、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、関和亮監督と共に登壇。このイベントで出演が情報解禁された井ノ原快彦のサプライズ登場に驚き、あぜんとなる場面があった。
音楽史上最大のスキャンダルをバカリズム脚本で映画化
同作は、かげはら史帆による音楽史上最大のスキャンダルの真実に迫る歴史ノンフィクションの傑作「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」を、バカリズム脚本で実写映画化したもの。原作を丁寧にひも解きながら、“現代日本の中学生が音楽教師の話から19世紀のウィーンを想像する”という斬新なアイデアを加え、世紀の大スキャンダルをバカリズムならではのご近所感満載のゆるい会話劇で描く。
19世紀、ウィーン。金も職歴もなく、しがないバイオリニストだったシンドラー(山田)は、ある日少年時代からの憧れの音楽家・ベートーヴェン(古田)に出会い、まもなく秘書となる。耳が聞こえないという難病に打ち克ち、歴史に刻まれる数多くの名曲を生み出していた聖なる孤高の天才音楽家の秘書になって初めて知った実際の彼は、下品で癇癪持ちの小汚いおじさんだった――。
登壇した山田は、作品について「バカリズムさんのアイデアがなければ、僕たちはドイツ人になることは不可能だったと思うので(笑)。あの中学生の男子の頭の妄想から始まるっていうのが、本当にバカリズムさんのアイデアならではだなと」と語り、作中で流れる音楽について「『なんか聴いたことある! これ、ベートーヴェンの曲だったんだ』っていうのが、僕も撮影に入る前に聴いてみて感じたので、ベートーベンとか詳しくなくても見られると思う」と述懐。
また、関監督の「“LEDの壁に架空の街を投影して、その前で演じる”という撮影方法だった」という発言から、山田は「歩いているシーンはランキングマシンを使っていました。急いでいるシーンはランキングマシンの上を走って…」と裏話を披露した。

山田裕貴「ちょっと今、すぐには言葉が出てこない」
そんな中、ベートーヴェンの愛弟子、リース役として井ノ原が出演していたことが発表され、井ノ原がサプライズで登場。登壇者たちにも内緒にしていたサプライズ演出に、山田は「え…? うわー!」と驚きつつ、「マジでびっくりしました…! ありがとうございます。ちょっと今、すぐには言葉が出てこない」とあぜん。さらに、「さっきまで一滴も汗かいてなかったのに、今、背中ぐしょぐしょです(苦笑)」とコメントして会場を沸かせた。
そして、井ノ原との共演について「僕はあまり主演作というのが多いタイプじゃなかったので、『主演です』って言いながら、井ノ原さんも出てくださるというのはうれしかったです。いつか僕主演の作品で井ノ原さんと共演できたらいいなと思っていたので、夢に描いていたことがこんなにも早くかなってしまって、本当にありがたい、ありがたい、ありがたい、ありがとうございますという感じです」と打ち明けた。
◆取材・文=原田健
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