「ワット・パークナム」の仏像の中にはSnow Manの名が
アイスの後はランチを食べに移動。歩く先にはアユタヤ時代に創設された「ワット・パークナム」という歴史ある寺院が見えてくる。この寺は2021年には。69mの黄金の仏像も完成した。向井は「リニューアルしてるのよ、お寺が」と説明し、「そこのお寺を建てる前に、みんなの名前とスタッフさん、あとファンのみんな…お供えしてます。仏像の中に名前を入れられるのよ」と明かすと深澤はびっくり。
外からはその名前を見ることはできないが「気持ちとして入っている」と向井は言う。「入れられるのは建つ前だから結構レア」だと話した。
今回はその寺には行かず、手前にある店でランチ。「冒険感あるよ」とワクワクキョロキョロする阿部らを、向井は「ちょっと路地っぽいよね」と、本場のタイ料理が味わえる店へとアテンドしていく。
本場タイ料理を楽しみながら、タイの食文化を語る向井康二
食事の前にはチャータイを。ひと口飲んだ深澤と阿部が「うまっ」「お茶ってことなの?」と、初の飲み物に驚くと「ミルクティーみたいなことやね」と説明。「チキングリーンカレー」「シーフードカレー」「エビチャーハン」「パッタイ」がテーブルに並ぶと、「日本はカレーを米と食べるイメージだけど、タイはスープ感覚なんやな」と、日本とタイの食文化の違いについても解説をくわえる。
また、「エビあげるね、2人に」とパッタイを取り分ける優しさも発揮。阿部はエビに反応し「やった!」と喜び、パッタイを口に入れて「モチモチおいしい〜」と感動していた。
食事をしながらも向井は、深澤や阿部の質問に答える形で「タイ語で“いただきます”はない。タイに“いただきます”文化はない」「乾杯はあるよ。コップをぶつけよう、みたいな(言い方)」「スプーンとフォーク両手持ちで食べると、君タイ慣れてるねってなる」など、タイの風習や文化をわかりやすく教えてくれる。阿部はさっそく、フォークを右手、スプーンを左手に持ちトライしていた。
ランチの締めは深澤が食べたかったという「カオニャム・マムアン(マンゴースティックライス)」。ココナッツミルクで味付けしたモチ米と甘い完熟マンゴーを組み合わせたデザートで、深澤は5年前「JAPAN EXPO」で訪れて食べた時から忘れられなかったという。深澤はひと口食べるなり「はい!ありがとうございます」とお辞儀をした。
面倒見の良い向井康二、優しくて懐の深い“あべふか”
向井は、すのちゅーぶやバラエティー番組ではメンバーに甘えたり涙したり…ラウール、目黒に次いで年下ということもあってか、弟のような姿を見せることが多いが、実はとても面倒見が良い。かつて渡辺がスランプに陥った時には、目黒と共に舞台袖で「大丈夫!できるから!」と励まし、渡辺を家に招き、ご飯を作ってあげたこともあるという。また、ラウールが高校生だった頃には、一度、彼を学校に車で送っていったこともあるそう。
今回の動画では、そんな向井の“しっかり者のお兄ちゃん”の一面があらわに。阿部と深澤にタイを案内し、さまざまなことを説明。2人からの質問にも的確に丁寧に答えていた。
一方、“あべふか”は、向井にタイを案内してもらうことを喜び、初めての風景に心を弾ませ、好奇心のままに質問。向井から説明を受けると素直に頷き、教えられたタイ語をすぐさま話してみる2人は、年上だからこうあらねば…といった固定観念がなく懐の深さを感じさせた。
優しい人しかいないSnow Manの中でも、メンバーが口をそろえて「優しい」と言う最年長・深澤。その深澤にラジオ番組で「メンバーの中でマジ天使なのは阿部ちゃん」と言われた阿部。そして、メンバーだけでなく、スタッフ、ファンのことまで考え仏像の中に名前を入れた向井。そんな3人によるタイ聖地巡礼は、ふわふわの優しさと、お互いへの愛情、そしてその土地へのリスペクトにあふれていた。



























