
俳優、声優、YouTuberとして幅広いフィールドで活躍中の染谷俊之の魅力に迫るWEBザテレビジョンの連載「月刊染谷WEBマガジン」。毎月、深掘りインタビューを敢行し、仕事の近況からプライベートまで、事務所NGギリギリの質問をぶつけて“染様(染谷俊之の愛称)”を丸裸にします。第44回は、9月20日(土)に開幕する出演舞台Bloody Love歌劇『ババンババンバンバンパイア』について聞きました。

人気コミックが原作のブラッディラブコメディ
──9月20日(土)~25日(木)に上演されるBloody Love歌劇『ババンババンバンバンパイア』(東京国際フォーラム ホールC)。どんな作品でしょうか?
奥嶋ひろまさ先生のマンガが原作で、BL作品なんですが“ボーイズラブ”ではなく“ブラッディラブ”コメディという新たなジャンルです。とある老舗銭湯に住み込みで働いている450歳のヴァンパイア・森 蘭丸が主人公で、彼はその銭湯の一人息子である高校生・立野李仁(たつの りひと)の「18歳童貞の血」を狙っています。李仁はまだ16歳で血を吸うにはあと2年待たないといけないんですが、高校に入学して恋をしてしまう。それによっていろいろなドタバタが巻き起こるというストーリーです。
──原作は読まれましたか?
はい、読みました。蘭丸が李仁の童貞を守るために奔走するんですが、李仁は篠塚 葵というヒロインに恋していて、蘭丸は2人の恋を邪魔しようとする。でも葵が好きなのは実は蘭丸なんです。他にも葵の兄で不良の篠塚 健、李仁のことが好きなギャル・山羽(やまば)カオル、さらにはヴァンパイアハンターでありながら、なぜか蘭丸に血を吸われたいという願望を持っている坂本梅太郎など、濃いキャラクターがたくさん出てきます。ブラッディラブコメディというジャンルは初めて知ったんですが、コメディの要素が強くてすごくおもしろい作品です。
──蘭丸役は水江建太さん、李仁役は崎元リストさんですが、染谷さんの役どころは?
蘭丸の兄の森 長可(ながよし)を演じます。安土桃山時代に実在した、織田信長に仕えていた家臣です。蘭丸も森 成利(なりとし)という有名な武将で、そんな2人が実は吸血鬼で450年間生き続けているという設定です。長可もハチャメチャなキャラクターで、いろいろあってギャルの山羽カオルに恋をします。登場人物たちの恋の矢印がひっちゃかめっちゃかで、それによって生まれるすれ違いも見どころです。
──キャストの中にこれまで共演経験がある方はいますか?
水江建太くんと、篠塚 健役の山野 光くんとはMANKAI STAGE『A3!』で共演しました。でも水江くんは秋組(染谷自身は春組)、山野くんはゲスト出演だったので、舞台上ではあまり絡みはなかったです。水江くんとは楽屋などではけっこういろいろ話はしました。僕より年下ですが、クールでかっこいい。最近出会った役者さんの中ではいちばん華があるなと思いました。演技に対してすごくストイックで歌もうまい。今回はミュージカルということで、僕自身は歌うシーンはないんですが、水江くんはあるのでそれも楽しみです。そのほかでは、李仁の父・春彦役の高木 俊さんとは舞台『あいつが上手で下手が僕で』、坂本梅太郎役の佐奈宏紀(さな ひろき)くんとはかなり前(2019年)ですが、『百合と薔薇』という朗読劇でご一緒させてもらったことがあります。

戦国武将のヴァンパイア役に「アクションシーンも楽しみ」

──キービジュアルでは染谷さんの鮮やかな髪が目を引きました。
今回は金髪のウイッグを着けます。あと赤いカラコンも入れる予定です。最近までプライベートで金髪にしていましたが、今回はまた少し違う色の金髪なのでカラコンとともに違う雰囲気の僕をお見せできると思います。
──原作を読まれて、森 長可はどんなキャラクターですか?
戦国時代では十字の武器で敵をバッタバッタと倒していく強者。それがそのまんまヴァンパイアになってしまって、現代ではヴァンパイアハンターを駆逐しようとして、それが済んだら今度はヴァンパイアを駆逐しようとする破天荒なキャラです。なので今回の舞台でもアクションシーンがあります。原作ではヴァンパイアらしく、伸びたツメで攻撃したりするんですが、舞台上ではどのような演出になるのか僕自身も楽しみです。
──染谷さんなりに長可をどのように演じようと思っていますか?
マンガのほか、アニメ化もされているので見させてもらいました。その上で台本もよく読んで、キャラクターにどう落とし込んでいくのかを今考えているところです。マンガやアニメのままのキャラクターではおもしろくないというか、せっかく実写版を演じさせていただくので、やはり変化を付けられたらいいなと思っています。具体的にはまだ決めていませんが、僕自身も楽しんで演じられればいちばんいいかなと。キャラクターの擦り合わせって、役者にとってワクワクするというか、すごく楽しい作業なんです。もちろん原作のファンの方もたくさんいるはずなので、そういう方にも納得してもらえるよう、バランスを考えてやっていきたいと思っています。
──舞台を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。
先ほども言いましたが、原作がとてもおもしろい作品です。実写化することですごく映えるというか、舞台やミュージカルというライブで演じることによって、より臨場感が出て内容が引き立つ作品になると思います。主人公をはじめ、登場人物たちの恋模様を歌とダンスで表現する華やかなシーンもたくさんあります。ブラッディラブコメディという、これまで見たことのないような作品をお届けできると思いますので、ぜひ劇場に足を運んでください。






























