新人刑事“泉”は未解決事件に関わる母親から複雑な心情を学ぶ
清美の母親に聞き込みに行った泉は、手がかりを得られないばかりか事件関係者である母親の気持ちを汲み取ることができず傷つけてしまう。先輩刑事の高峰からも「未解決事件の関係者の傷は、流れた時間の分だけ深いのよ。覚えておきなさい」と叱咤され、長期間解決しないままの事件に携わっていくことの難しさを知るのだった。
今見返してみれば15年も続く人気シリーズ作品だが、第1シリーズのそれも第1話での泉は、表情や動きもジタバタしている。ドジっ子であるとか未熟さが目立つとかではなく、初回にしては結構しっかりしている新人刑事。
それでも、職場で寝てしまって寝癖がついたままフラフラと捜査に出てしまうところや先輩にファーストフードの買い出しをさせられ、捜査現場で余計な口出しをすることもできずに必死にメモをとっている姿は、実に一生懸命で健気である。主人公・泉のかわいらしさと、芯の通った骨太なストーリーのギャップが楽しめる作品だ。
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