
のんが、9月24日に都内で開催された映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」完成披露試写会に、吉永小百合、佐藤浩市、天海祐希、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずき、阪本順治監督と共に登壇。吉永の役の青年期を演じることへの思いや、クランクアップ時の思い出を語った。
のんは主人公・多部純子の青年期役
同作は、“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登はん隊長として、女性初の世界最高峰「エベレスト」登頂に成功した田部井淳子さんの実話を基に阪本監督が実写映画化。エベレスト登頂から晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けた田部井さんの勇壮な生涯を壮大なスケールで描く。吉永は田部井さんをモデルにした主人公・多部純子を、のんがその青年期を演じる。
青年期の純子を演じるにあたって意識したことを聞かれ、のんは「『今回の役は田部井さんにも見えなきゃいけないけど、吉永さんの青年期にも見えないといけない』って監督にも言われていたので、吉永さんの持つ“瞳の引力”をちょっとでも、一瞬でも出せたらいいなと思い、表現していました。『どんなもんだ!?』って気持ちでご覧ください」と笑顔でアピールし、大きな拍手を浴びていた。

のん、吉永の心遣いに感謝「本当に幸せでした」
また、のんのクランクアップ時に撮影地の富山まで吉永がサプライズで駆け付けてくれたという話題に。
当時を振り返り、のんは「本当にうれしかったですね。プロデューサーの方が『吉永さんがいらっしゃる、ってご連絡をくれたんだけど、来るのがややこしい場所だからお気持ちだけ、というやりとりがありました』と聞いていたんです。でも、撮影が終わるときに吉永さんがお一人でいらっしゃってくださって、現場のみんなが『うわぁ~!』ってテンションが上がって、報われたような気持ちになって。カッコいい!って感動しました」と思わぬサプライズに感激したことを明かす。
続けて「それで『お疲れさま』ってハグしてくださって、チョコレートをくださったんですけど、もうそのチョコレートが格別においしくて、本当に幸せでした。ありがとうございました!」と、うれしそうな表情で感謝を伝えた。
それを受け、吉永は「最後の日だったんです。ずっと前から行きたいと思っていたんですけど、どうしても東京でやらなきゃならないことがあって行けず、最後の日は『雪が降って大変だ』っていう知らせを受けて、何としても(行かなければ)と思って新幹線に飛び乗って行きました。皆さんが一生懸命やっている姿を見ていて胸が熱くなりました。ありがとうございます」と、青年期を演じ切ったのんをはじめとしたキャスト、現場を支えるスタッフ陣にあらためて感謝を込めた。
映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」は、10月31日(金)より全国公開。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
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