乃木坂46の6期生にとって初の旅バラエティー番組「乃木坂46 6期生稼働中」の第1回が、10月10日にLeminoで配信された。番組では全国各地で飛び込みの企画にチャレンジしたり、土地のオススメスポットを巡って同期の絆を深めていくメンバーの様子をドキュメント風に捉えていく。第1回は、長嶋凛桜と矢田萌華が福岡の街で広報活動に奮闘した。(以下、ネタバレを含みます)
長嶋＆矢田が福岡でグループをPR
「乃木坂46 6期生稼働中」では、チームごとに行先をくじで決め、乃木坂46が過去にライブを行った土地で6期生のことをPRしていく。初回は現役高校3年生同士で、北海道出身の長嶋と秋田出身の矢田という、北国育ちコンビが福岡空港に降り立つところから始まった。
2人とも福岡には2月に行われた与田祐希の卒業コンサートで訪れており、加えて矢田は家族のルーツが福岡であり、「明太子とかグルメは知り尽くしてきたので、それが楽しみ」と久しぶりの福岡を楽しみにしていた様子。
現地で乃木坂46をどう知ってもらうか、PR企画の内容もメンバーだけで考えていく。「公園か何かでミニライブとか…」という長嶋に、「準備してないよ」とビックリの矢田。いろいろなアイデアが出る中、食べることが好きな矢田がグルメ情報誌に取材してもらうことを提案する。そこでコンビニで雑誌を探そうとするが、ここで長嶋が店内のかき氷に「食べたい！」と興味を示し、福岡グルメを食べる様子を取材してもらおうと言い出すも、矢田は「食べたいだけだろ」と冷静だ。
地元のグルメ雑誌を見つけた2人だが、アポ取りをしていない状況ゆえ、編集部に電話をかけるところからPRミッションが本格的にスタート。電話応答をシミュレーションしてみるところで、長嶋は「どうPRしようか路頭に迷っていまして…」とつい熱が入って状況をリアルに説明しようとして、2人で苦笑い。それでも編集部に電話をかける本番では、しっかりした自己紹介でアポ取りを成功させた。
願いが通じて取材の時間を取ってもらうと、「(乃木坂46の雰囲気は)思ったよりイチャイチャがすごい」「キュンキュンしちゃう」と、グループで先輩からもかわいがられている様子を伝えることができた。
次は天神のタワーレコード福岡パルコ店を訪れることに決定。今度は矢田が交渉役を担うが、移動中、会話の練習で店員役になった長嶋が大きな瞳で矢田を見つめるので「私よりキラキラしてる店員さんがいる」と矢田は恥ずかしがる。ノリに乗った長嶋は「あれが見たいな。もしかしたら店員さんが言うかもしれないから。(披露したら)瀬戸際で『よし、いいよ！』ってなるかも」と矢田のあざとい決めぜりふ「萌華にもえもえか？」を要求する。「一生恨むから」と赤面しながらも、カメラに向って必殺ポーズを決めた矢田だった。
突撃訪問は成功し、タワーレコード店頭の乃木坂46コーナーに飾るポップを2人で作っていく。それぞれが作ったポップは、長嶋のものはハート型に海をイメージした水色の模様がついていて、矢田は39thシングル「Same numbers」の文字を乃木坂46のカラーの紫で立体的に描いてみた。ちなみに矢田が書き間違いをするシーンもあったが、それも含めて「みんな違ってみんないいの」と話す長嶋はポジティブだ。
長嶋、初めてのもつ鍋に感激
ポップを店頭に飾り、ポスターにサインして初めての店内アナウンスのレコーディング、とタワーレコードでのPR活動を終える。緊張がほぐれた2人は1日のご褒美に、先輩メンバーの一ノ瀬美空が推す博多名物のもつ鍋の名店「博多もつ鍋 やま中 赤坂店」へ。
初めてもつ鍋を味わう長嶋は一口頬張るとたちまち「おいしい！」と大きな目を輝かせる。表情豊かなので「おいしいものを食べたら、眉間にしわが寄って鼻の穴が膨らむの」と意外な悩みを話す長嶋だが、「そこが凛桜のいいところ。全部オーバーリアクションで“おいしい！”って言ってる凛桜を見ると、こっちまで幸せになる」と矢田も彼女の素直な明るさに魅了されているようだ。
この日の宿は和風旅館の「大丸別荘」で、浴衣に着替えての卓球という旅館ならではの勝負に臨む2人。ここでもコンビニのアイスを賭けての対戦と、1日ずっと食べ物との縁が尽きない。さらに矢田が長嶋のためにミート＆グリート(個別トーク会)での必殺技を考えてみるが、長嶋がつぶやいた「りお…リオデジャネイロ」から矢田が何か思いついた様子。昼間の「萌華にもえもえか？」のお返しとばかりに、長嶋を赤面させた。
好奇心旺盛な長嶋と素直な矢田の同学年コンビ。互いの個性を引き出し、2人きりの地方での仕事を楽しみながらできた1日になった。
◆文＝大宮高史
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
ソニー・ミュージックレーベルズ
発売日： 2025/07/30
