ぐんぴぃの“男らしさ”に反響
――演技のお仕事でもご活躍されているぐんぴぃさんですが、今回は最初から最後までアドリブでした。アドリブドラマに挑戦してみていかがでしたか?
ぐんぴぃ:もっと挑戦できたなって思う部分もあるんですけど。でも紗倉さんが相当のアドリブ巧者で、僕がポンと思いついたことを言っても必ず拾ってくれるんです。「蛇に見える」みたいなことを言ったときに、「そうだ、私は蛇だよ」みたいに返してくれて、紗倉さんすげえなぁって感心しきりでしたね。どんなアドリブにも対応してくださるのが有難かったです。僕は本当にそのままでした。演じるというよりは、そのままのぐんぴぃだった時間があったと思います。時々、あー、いかんいかんと思い出して、僕は教団の信者でと設定を思い出して、アドリブって言えないくらいただ生きているだけでした。
――紗倉さんとのご共演についてはいかがでしたか?
ぐんぴぃ:いやー、嬉しかったっすね。ずっと見ていた紗倉まなさんだったので。直接このお礼を言えるタイミングがあるなんてという。高専からデビューして、そこからこうキャリアを重ねられてみたいな。ずっと見てきましたってずーっと言ってますからね。本当に紗倉さんは何でもできる人だなと思いますね。文章も書かれる方なので、紗倉さんがストーリーを全然持っていける力もあるっていう。
――SNSなどでデスキスゲームのぐんぴぃさんが男らしいという反響が多く寄せられておりまして、それは紗倉さんが相手だったからですかね?
ぐんぴぃ:え、そうなんですか?男らしいかー。なんでだろう?どこでだろう?そう言っていただけて嬉しいですね。でも紗倉さんの物語での設定としては女性たちのリーダーなんですけど、年齢を重ねて現役でいられないと悩んでいて「私なんてもう引退した方がいいのかな」と吐露するところが、紗倉さんがもう14年セクシー業をやられてきてずーっと言われていることと重なって「そんなわけないだろうっ」ていうのは猛る気持ちで言えたんですけど、それは男らしさって言えばそうかもしれないですし、でもユーザーたち全員の声でもあるんで、そういう“雄らしさ”かもしれないですね。
ぐんぴぃの「パンツ爆発事件」の真相は…
――本作の注目のポイントを教えてください。
ぐんぴぃ:やっぱり劇団ひとりさんが段違いでおもろいなっていう。芸人さんごとにいろんなスタイルがあって、劇団ひとりさんは自分で紡いでいくスタイルで。あんなに自分で面白くできたらって憧れますね。あと、嶋佐さんが笑っちゃって笑っちゃって。色んなかっこいいキャラが入っている感じが良かったですね。
――今回、ぐんぴぃさんは演じる上で意識されたキャラクターはありましたか?
ぐんぴぃ:僕、高校がキリスト教の学校で牧師さんが来るような学校だったんです。その先生が結構僕みたいで。メガネでぽっちゃりしてて。で、よく生徒たちに「牧師って童貞だろっ」ていじられてて。ちょっとその先生を意識しましたね。教団っていう設定もあったので「教団だから仕方ないじゃん」っていう方にのっけた覚えはあります。
――見どころの一つにぐんぴぃさんのパンツ爆発事件があったと思うんですけど、その真相を聞いてもいいですか?
ぐんぴぃ:現場入るのが予定より遅くなっちゃって、衣装を合わせる時間がないってなって。到着したら本当に打合せとかがないから、「これ着て!これ着て!」って着替えたらパツパツの状態で大丈夫かなって思っていたら。案の定…。タイミングとしては紗倉まなさんが「私なんて魅力ないのかな。だってキスもしてくれないし」というシーンでしゃがんだ時にパッーンっていって。本当に銃声のような(笑)、撃たれたのかと思いました。やってる最中はみんな真面目にやってるからウケてるかどうか分からないんですよね。でもあの瞬間だけ紗倉まなさんもめっちゃ笑ってたんで和んで良かったなと思いました。
――これからご覧になる方にメッセージをお願いします。
ぐんぴぃ:まったく見たことがないジャンルのコメディでもありドラマだと思います。アドリブのすごさというか。事実は小説より奇なりって言葉がありますけど、アドリブで紡いだ先の方がもっと変だぞっていう。誰も考えつかないところまでいくので、展開がよめる物語に飽きちゃった人に見ていただきたいですね。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。





























