
クライムサスペンスとしてスピード感ある展開にドキドキ
「捕まりたない…」とつぶやくイズミ。テルマも「アイドルを続けたい」と口にする。そのときルイの脳裏をよぎったのは、家庭内暴力に苦しんでいた妹が自分に電話で助けを求める声。「羽浦さんを消そう」とルイは言った。
隠ぺい工作を始めようとした矢先、「ベイビー★スターライト」元メンバーのミチル(なえなの)が偶然事務所にやって来て、羽浦の遺体を見てしまう。ミチルが借金まみれだと見抜いていたルイは、30万円と引き換えにミチルにも死体を車まで運ぶのを手伝わて、共犯にした。
埋める直前、2人を巻き込んだことを申し訳なく思うイズミは「1人でやったことにするから」と言う。「私が人の命を奪ってしまったから…」と続けたイズミの言葉に、「違う。奪ったのは向こうでしょ。イズミは取り返しただけ。だからなんにも奪ってなんかない。私は、自分の意思で今ここに立ってる」とルイ。テルマも「私だってそうや。今さら引き返せへん」と告げた。
羽浦が自ら失踪したように仕立てることにするが、どこかにほころびがあるかもしれないと心にとめるように忠告するルイ。一方で、自分たちが疑われても死体が掘り起こされない限り問題はないとして、「完璧じゃなくてもいい」と安心もさせた。
ルイの冷静さをテルマが指摘すると、ルイは「私は人を殺したことがあるから」とポツリ。それ以上のことは語らなかったが、たびたび挟み込まれた過去の父の家庭内暴力が絡んでいるのだろうか。
アイドルグループのメンバーから殺人の共犯者となった3人は、イズミのマンションで一緒に暮らすことにした。ラストでは、事件に巻き込まれているような女性、ルイが捜査一課の刑事になった幼なじみ・望月(曽田陵介)と再会する場面や羽浦の死体を何者かが掘り起こしている場面があり、最後までドキドキとさせられた。
話題の小説が原作ということもあって、タイトルがトレンド入り。SNSには「目が離せなかった」「めちゃくちゃスピード感あって、怖いけどおもしろかったー」「思っていた以上にハラハラ」「さすがこのミスのグランプリなだけある」「最後で混乱したし、来週が気になる」といった投稿が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
▼「推しの殺人」Hulu視聴ページ▼
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