
乃木坂46の6期生にとって初の旅バラエティー番組「乃木坂46 6期生稼働中」の第2回が、10月17日にLeminoで配信された。第2回は長嶋凛桜と矢田萌華による福岡旅の後編。2人はロケの日が誕生日だった先輩・賀喜遥香のために“激辛”明太子作りを行った。(以下、ネタバレを含みます)
朝からハイテンションな長嶋「リオデジャネイロじゃねーよ」
「乃木坂46 6期生稼働中」は、全国各地で飛び込みの企画にチャレンジしたり、土地のオススメスポットを巡って同期の絆を深めていくメンバーの様子をドキュメント風に捉えていくバラエティー。チームごとに行先をくじで決め、乃木坂46が過去にライブを行った土地で6期生のことをPRしていく。
前日のPR活動が終わってリラックスした朝を迎えた長嶋と矢田だが、宿を出ると「サンバサンバ!」と長嶋のテンションが妙に高い。これは前日の夜に矢田が考えた長嶋の必殺技で、「サンバサンバ~!リオデジャネイロじゃねーよ」などの陽気なポーズをやりきった。「朝から私の負担が大き過ぎる」と、矢田にも必殺技「萌華にもえもえか?」を要求する長嶋。
2日目はまず、福岡有数の明太子メーカー「ふくや」の工場を訪れて生産工程を見学。調味液のレシピは社内でも秘伝という名物の明太子が、どんどんベルトコンベアを流れてくる。前日からこの福岡名物を食べたかった矢田はこの光景に「夢…」とつぶやいて見入っていた。
この工場では、秤を使わなくてもベテランの職人が手の感覚だけで仕分けることができるという。そこで、明太子の食品サンプルで1000~1050グラムを測れるかを競う「明太子計量競走」を2人でやってみる。「待ってこれ難しい!」と一喜一憂しながらの長嶋に対し、黙々と明太子を積んでいく矢田とゲーム中も対照的なリアクションだ。結果は矢田の1017グラムに長嶋が992グラムと、1000グラムに近かったのは長嶋だったが、最低ラインを下回ってしまったため、矢田の勝利で終わった。
そしてこの日は8月8日、ということで誕生日を迎えた先輩メンバー・賀喜遥香のために2人でオリジナルの明太子作りにチャレンジ。たらこに唐辛子をまぶして調味液にひたす工程で、唐辛子の量で辛さを調整していくのだが、8月8日生まれで「8に愛された女」の賀喜にちなみ、最も辛い「唐辛子8つまみ」の明太子を作ることを長嶋が提案する。長嶋の激辛風味と矢田のマイルドな辛さと、2通りの味わいで世界に一つだけのプレゼントができた。
2人は午後のPR活動に備えてのランチも、明太子とご飯を選んだ。一緒に一番激辛の「どっから」に挑むのだが、一口食べた矢田が何とも言えない表情を浮かべる。間違えて辛みのない「のんから」を頼んでしまったという矢田を、長嶋が「ここで裏切り行為が発覚しました」「現場から中継です」とカメラを向けてイジっていった。
マリンメッセ福岡で設営のお手伝いも「筋肉痛になりそう」
お腹が満たされた2人は、「真夏の全国ツアー2025」福岡公演会場のマリンメッセ福岡に到着。翌日の本番に向けて、設営真っただ中の会場に足を踏み入れて気分が高まる。アリーナに椅子をきれいに並べて客席を作る業務に励むが、全て手作業で想像以上に体力を消耗。椅子を正確に並べるのに「筋肉痛になりそう」(矢田)、座席番号のステッカーを貼っていくところで「凛桜これ苦手かも」(長嶋)と、華やかなライブの裏でのスタッフの仕事を体感できた。
福岡旅の最後に訪れたのは太宰府天満宮。修学旅行で行ったことがあるという長嶋に対し、矢田がここを訪れるのは初めて。そこで矢田は「もう1回修学旅行しよう!」と言い、素顔の高校3年生同士に戻って参道を歩く。太宰府の街は福岡出身の先輩メンバー・一ノ瀬美空がお薦めしてくれた「梅ヶ枝餅」が名物で、たくさんのお店で梅ヶ枝餅を売っている光景に驚きつつ笑顔になる。
その後2人は、別々に門前町を巡って気になった菓子をリポート。単身で店に撮影の許可をもらって食リポに成功と、前日の活動で鍛えた交渉力も発揮されている。タワーレコードでのアポなし交渉には緊張していた矢田も、率先して手ぬぐいの土産店に入って取材を実現させていた。
この店ではお互いにプレゼントする手ぬぐいを選んでいったが、長嶋が迷った末に矢田のために選んだのはなぜか力士の絵が描かれたもの。長嶋が「かわい過ぎて一目ぼれ」したという力士の絵に矢田も笑ってしまう。矢田が長嶋にプレゼントしたのは紫の手ぬぐいで、明るい長嶋に似合う黄色の補色、そして矢田のサイリウムカラーでもあるこの色を選んだとのこと。お互いのイメージや人柄を思いやってのプレゼント選びだった。
旅の終わりには太宰府天満宮の庭園を散策。学業に専念するため活動休止中の同期・小津玲奈のために絵馬を奉納し、御守りも土産に選ぶ。そして水に浮かべると運勢が現れる「水みくじ」で運勢を占った。
全国ツアー福岡公演の直前、メンバーに先立って福岡を訪れ、緊張のアポなしPRから始まった2日間。どうやったら福岡の人々に乃木坂46を知ってもらえるかを自分たちで考え、地元の人の温かさと風物に触れてきた。矢田が「めっちゃ手応えあります」と言えば、長嶋も「何よりうちら、仲深まったくない?」と話すなど、充実の体験でツアーの続きやこれからの活動に弾みをつけた。
◆文=大宮高史
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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