
テレビアニメ「ワンダンス」(毎週水曜夜11:45-深夜0:15、テレビ朝日系※一部地域を除く/ディズニープラスのスターで配信中)の第1話が、10月8日に放送。物語の魅力もさることながら、ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTによるオープニング主題歌「Stare In Wonder」に大きな反響が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
吃音症の主人公が“フリースタイル“なダンスの表現に挑む青春物語
同作品は、月刊コミック誌「アフタヌーン」(講談社)にて連載し海外でも10言語で出版されている、珈琲による累計発行部数110万部突破の人気漫画シリーズをアニメ化したもの。自分の気持ちをうまく表現できない、吃音症の高校生・小谷花木(CV:内山昂輝)が、人目を気にせず自分の表現を追求する同級生・湾田光莉(CV:羊宮妃那)を通じてダンスに引き込まれ、言葉が要らない“フリースタイル”なダンスの表現に挑んでいく青春物語だ。
CGを駆使したダンスシーンでは、ダンサーが実際に踊った動きをモーションキャプチャーで収録した後、CGを用いてアニメ映像へと落とし込んでいく手法を取っており、声優キャストとは別に、主要キャラクターごとにダンスキャストがキャスティングされるなど、制作陣の本気度がうかがえる。世界的ダンサーで、BTSなど数々の有名アーティストの振り付けも担当するRIEHATAがダンスプロデューサーを務め、日本トップクラスのプロダンサーの面々がダンサーキャストとして集結していることでも話題を呼んでいる。
高校に入学した花木(通称:カボ)は、吃音症があり人前で話すのが苦手だった。さらに、中学時代のトラウマからダンスを踊るのはもちろん、他人のダンスを見るのさえも恥ずかしさを感じてしまうほど苦手意識を抱いていた。
注目を集めてしまうことが嫌で、高校生活もできるだけ目立たないようにしようと考えていたカボは、中学からの同級生にバスケ部への入部を誘われ、流されるままにバスケに入部しようかと思案していた。
そんな中、校内で一人でダンスを踊る同級生・光莉を見かけ、彼女に見とれてしまう。その後、偶然にも別クラスとの合同授業で彼女と隣の席になったカボは言葉を交わすように。
自身の吃音を笑わない光莉に好印象を持ち、自分がダンスに強い苦手意識があることを明かしたカボは、「人前で踊るの、勇気要るもんね。しょうがないよ」と寄り添ってくれる光莉に、ますます引かれていく。
「私もあんまり口で伝えるの、得意じゃないから」
そんな折、カボが光莉にダンスの魅力について尋ねると、彼女は「“しゃべらなくていい”っていうのはいいよね。私もあんまり口で伝えるの、得意じゃないから」と話す。その言葉に、カボは目から鱗が落ちたような気持ちになる。そして、彼女の踊る姿からダンスの表現力を目の当たりにしたカボは、ダンスに興味を持ち、ダンス部への入部を決意する――というのが第1話のストーリーだった。
自由な表現を求めてダンスにのめり込んでいく若者の青春群像劇のスタートということで、“ダンスが苦手な主人公が、ヒロインとの奇跡的な出会いをきっかけに人生が変わっていく”という物語にふさわしい劇的な“出会い”を描いた初回。SNSでは、「1話は2人の紹介として良かった」「面白かったです 続きが気になる」「私も踊りたい!」「カボくんの人間性とダンスと出会ってこれからどう変わるかが楽しみ」など、今後の展開に期待を寄せる声が多く上がり、「#湾田さん」がXのトレンドランキング上位に入った。
また、「ダンスへの苦手意識を克服できるのか」「ダンスを通して主人公がどう変わっていくのか」など、これからの展開に期待感が膨らむストーリーだったが、その期待感をオープニングからあおってくれるのがオープニング主題歌「Stare In Wonder」だ。
同曲は、フリースタイルダンスをテーマにしたアニメにぴったりのアップテンポのダンスナンバーで、オープニングからワクワク感を高めてくれる。
視聴者からも「オープニング曲から盛り上がった」「OPかっこいい」「OPビーファやん!カッケー」「OP気合い入ってる」「BE:FIRSTさんの楽曲カッコ良過ぎる…」「OPかっこよすぎて最高」「オープニング曲かっけええええ!!」と作品を鮮やかに彩る楽曲に絶賛の声が寄せられた。
◆文=原田健


































