
北村匠海が10月13日、都内で開催された「公開直前!映画『愚か者の身分』Z世代とホンネトークイベント」に、共演の林裕太、永田琴監督と共に登壇した。
北村匠海がZ世代を招いたトークイベントに登壇
本作は、一度入ると抜けられない闇ビジネスの世界を舞台に、運命に翻弄(ほんろう)されながらも生き抜こうともがき続ける若者3人による3日間の逃走劇。とある犯罪組織の手先として戸籍売買を行うタクヤを北村、タクヤに誘われてこの世界に足を踏み入れた弟分のマモルを林が演じている。
登壇した北村は「タクヤを演じました北村匠海です。朝からようこんなヘビーな映画を見ていただきました。大丈夫ですか?さすがにツーンと来てると思いますが、楽しく話ができればと思っております」とあいさつ。
林も「マモルを演じた林裕太です。皆さんが元気が出るようにトークを楽しみたいです」と伝えると、北村は「不思議ですよね。映画を見ていただいたのに『元気をださせてあげたい』って(笑)」と、シリアスな作品を見た観客の気持ちを盛り上げようと笑顔で伝えた。

深夜に歌舞伎町で撮影「本当にいろいろ感じることはありました」
“闇社会”に関わる若者を演じてみた感想を聞かれた北村は「決して闇バイトの映画ではないから、そこを深くリサーチすることはタクヤを演じるにあたっては必要なかったんです。ただ、闇バイトと思ってない若者たちがすごく多いと聞きました。今ってSNSとかいろんなことがすごく発達したからこその危険性が、僕らが10代の頃と比べると全然違っていて。それでいうと、ここにいるZ世代の皆さんが現代社会を生きやすいのか、生きづらいのかを聞けたらいいなと思いました。演じたタクヤは生きづらさというか、自分の人生から何度も目を背けたけど、それでも『生きなければ』という一点だけで、その中でマモルと出会って、ちゃんと生きる意味、誰かを思うという意義を見出す役だったので、悲しくもあり。ただ映画を最後まで見てもらうと、うれしさもあったのかなって思います」と答えた。
深夜1時から3時頃にかけて新宿歌舞伎町で撮影したことについては「本当にいろいろ感じることはありました。言葉にできないような風景もあったりして、その中にリアルに存在してみると、タクヤやマモルにとっては確かに“生きる場所”なので、ここを僕らが否定してはいけないとも思いました」と語った。




























