
北村有起哉主演、仲間由紀恵共演のドラマ「小さい頃は、神様がいて」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)が放送中。本ドラマは19年前に「子供が20歳になったら離婚する」という約束を交わし、その言葉をすっかり忘れてマイペースに生きてきた主人公・小倉渉(北村)と、その約束を心の支えとして19年を過ごしてきた妻・あん(仲間)を中心に描いたホームコメディー。
小倉夫妻と同じレトロマンション「たそがれステイツ」の住人である、明るく社交的な女性・樋口奈央を小野花梨が、彼女の恋人で、人見知りだが思いやりに溢れた女性・高村志保を石井杏奈が演じている。このたびWEBザテレビジョンでは小野と石井に本ドラマへの思いや撮影秘話、またプライベートでも仲が良いという二人の交流をざっくばらんに語ってもらった。
10年ぶりの共演で恋人役に「唯一無二の距離感は素です」
――10年ぶりの共演で、もともとご友人というお二人そろっての出演の話を聞いた感想から教えてください。
小野:うれしかったですし、とっても仲の良い恋人役なので、何の不安もなく、撮影を楽しんでいます。決まったときに杏奈が連絡くれて「いっぱいご飯一緒に行こうね」って約束しました。実践中です(笑)。
石井:いっぱい行っています(笑)。花梨と恋人役っていうことで、本当にうれしくてすぐに連絡をしました。現場に入ってからもうれしさがずっと続いていて、二人でのアドリブのシーンが多いのですが、花梨とだからすごく楽しくできています。
――素の部分が出ることもあったのでしょうか?
石井:素だよね?
小野:二人の距離感は素ですね。それぞれキャラクターと全く一緒ではなくても、杏奈との唯一無二の距離感は素です(笑)。
――脚本を読んだ感想はいかがでしたか?
小野:登場人物全員がユニークで魅力的だなと思いましたし、せりふの言い回しが独特で、口に出して読みたくなる面白いせりふがぎっしり詰まってます。奈央はとにかく明るくて、志保のことが大好きで、今回自分はそれを精いっぱい表現する役目なんだなと感じました。
石井:会話劇が多いのですが、会話一つ一つが自然で、その風景がすぐに想像できました。志保も奈央のことが大好きで一途な子なんですけど、内向的な部分を隠そうとしたり、たまに毒を吐いて鋭い一言を言ったり、いろいろな面があるキャラクターだと思います。
石井杏奈「(相手が) 花梨だったからこそ出る表情がある」
――実際に奈央と志保を演じられた感想も教えてください。
小野:照れや打算的な気持ちが一切なく、アクセル全開で志保のことを愛していて、志保も全開でその愛を返してくれるという関係性が、もうまぶしすぎますね。役を通して擬似体験させていただいて、毎日幸せです。ずっと笑ってるよね?
石井:ずっと笑っているし、ずっと楽しいし、ずっと幸せで本当にいい役を頂いたなって思いました。監督とも話したのですが、花梨ともともと仲良かったからこそ出る表情があるんだと思います。
――ご自身と演じられるキャラクターとの共通点はありますか?
小野:すごくあります。私も奈央のように外交的な性格だと思いますし、人が好きでコミュニケーション取るのも好きなので、何か特別に役作りする必要はありませんでした。杏奈のことも大好きですしね。
石井:志保とは仕事を頑張る理由が、大切な人や家族や友達と遊んだり、おいしいご飯を食べたりするため、夢をかなえるためというところは似ているなと思います。私も楽しいことが大好きなので。
――お相手と役柄の共通点や相違点についてはいかがでしょうか?
小野:志保は傷ついた過去があって、人を怖いと思っていて、自己防衛で人を威嚇するようなところがあるんですけど、そこは杏奈とは真逆です。人とコミュニケーション取るのは上手だし、私服やメークもナチュラルだから。
石井:奈央がリーダーシップを取って、不安なときも大丈夫だよって言ってくれるんですけど、「大丈夫、大丈夫! やってみようよ」って明るく言うところは、奈央と花梨の似ているところだと思います。花梨は怖い物知らずなところがあって、そこに救われることが多いんです。
――共演は10年ぶりとなるお二人ですが、お相手の変化したことはありますか?
小野:変わってないね。
石井:何も変わってない。
小野:悲しい(笑)。
石井:良いことだよ! 一つ具体例で言うと、前にキックボクシングやった後に、「シャワー一緒に浴びる?」って。16歳くらいのときに一緒に泊まったときもそんなことあって。狭いシャワールームに「一緒に入らない?」って(笑)。断りました(笑)。
小野:そう、寂しかった。
石井:もう、全然変わっていませんね。




































