アニメ映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」が公開初日を迎え、同日、都内でメーンキャストを務める田村ゆかり、水樹奈々のほか、水橋かおり、桑谷夏子、高橋美佳子、浅野真澄、五十嵐麗ら豪華出演陣が一同に会し舞台あいさつを行った。
「魔法少女リリカルなのは」はもともと、'04年10月から'07年9月にかけて全3期が放送されたテレビアニメ作品。主人公の少女・なのは(田村)とフェイト(水樹)による魔法バトルを軸に、熱い友情や家族の愛憎を描いた硬派なドラマは高い支持を獲得している。そしてこのたび、その第1期をまとめた待望の初劇場版が、全編新作映像による“パワーアップリメーク版”として公開。劇場にはファンによる長蛇の列ができ、その熱狂的な人気ぶりがうかがえた。
この日、あいさつが本編上映前に行われるということもあって、出演者たちは基本的にネタバレ禁止。そこで、まず田村が「『なのは』を知らない人?」と客席を確かめると、ほぼ全員がTVシリーズをチェック済みの筋金入りのなのはファン。すると、田村は「じゃあ、ネタバレします(笑)」と高らかに宣言するも、「'04年にテレビシリーズが放送されて、もう一度(なのはを)演じる事ができてとてもうれしかったです。こんなに大きなスクリーンで自分のキャラクター、そしてわたしたちのお芝居が流れるというのはなかなかできる経験ではないので、皆さんぜひぜひ応援してくれたらうれしいなと思います…。ネタバレしなかった、大人だった!」と語り、会場を沸かせた。
一方、水樹は「ずっとなのはと(続編で)ラブラブモードを演じる事が多かったので、久しぶりに2人の距離を感じてしまって“はぁ〜”とか思ってたんですけど、ここが始まりです。2人のなれ初めのストーリーを楽しんでいただければ」とコメント。すると、田村が「2人の距離がとおっしゃられましたが、なのははずっとフェイトちゃんが好きだったんだよ!」と、大胆にも愛の公開告白を敢行。そのホットな告白に、水樹も「素直になれなくてごめんなさい」と応え、2人のラブラブぶりを見せつけた。
最後に田村が「そんな、なのはの片思いストーリー、そういうよこしまな目でも見ていいですけど、それは3回目からにしてほしくって(笑)」と作品の見どころをユーモラスにアピール。すると客席も大きな拍手と笑いに包まれ、あいさつは終始、大盛況のうちに終わった。
新宿ミラノほかで公開中