12月11日(月)に放送される「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)に、サッカー元日本代表のストライカーにして“野人”こと岡野雅行が登場。これまでテレビでほとんど語ってこなかった高校時代の激レア体験を語る。
これまでの放送に登場した“激レアさん”は一般人ばかりだが、番組史上初めて登場する有名人が野人・岡野ということになった。
岡野は一体どのような激レアさんなのか。実は「サッカー経験ゼロのヤンキーたちを集めてサッカー部を作り強豪チームにする、という『ROOKIES(ルーキーズ)』ばりの体験をしたのにその話をあまりしていない』という激レアさんだった。
1997年、日本を史上初のワールドカップ出場に導いた岡野。延長戦で劇的なゴールを決めたその試合は“ジョホールバルの歓喜”と呼ばれ、日本サッカー界に大きな歴史を刻んだ。
その呼称を聞けばリアルタイムでは見ていない人も、「最後は岡野~!」という実況の声とあの劇的なスライディングシュートがすぐに目に浮かぶだろう。
そんな岡野だが、決して順風満帆なサッカー人生を歩んでいたわけではない。入学した高校は、全国のヤンキーを集めて更生させるような学校。
完備されている寮も年間100人が“脱走”するという上下関係がとにかく厳しい監獄のような寮だったとか。しかもあると思っていたサッカー部も存在しないという。
入学早々、学校内のいたるところで繰り広げられるヤンキーたちのケンカを目の当たりにし、ひたすら絶望感に打ちひしがれていた。
そこで一念発起した岡野は、サッカー部設立を決意。1年先輩のトガノさんと共に全校生徒に呼び掛けて部員を募ると、鬼のような顔をしたトップクラスのヤンキーたちが続々集結。泣く子も黙るヤンキーたちと共に、いよいよ部活動として本格始動していくことに。
しかし初めての対外試合では「クローズ」ばりの乱闘騒ぎに。そこから岡野率いるサッカー部は大きな変身を遂げていったそう。
全国のトップクラスのヤンキーで構成されたサッカー部が県内有数の強豪チームへと成長していくストーリーは、サッカー版のリアル「ROOKIES」だ。そんな人気漫画に負けない感動のサクセスストーリーに、スタジオで聞いていた若林正恭やゲストの片瀬那奈は「泣きそう」と感情移入してしまう。
岡野とヤンキーたちの熱い絆はもちろん、今の時代では考えられないような、ヤンキーを更生させるための超スパルタハイスクールライフにも注目してほしい。
そんなヤンキー高校の実情に、若林は「こんなにストレートに引いたの、久しぶりだよ」と絶句していた。
収録を終え、岡野は「あんなに感動すると思いませんでした。自分でも忘れていた当時の気持ちを思い出して、ジーンときました。ゲストの方も『何で今までそれを言わなかったんですか、映画にすればいいのに』と言ってくださいました。大きな反応があって良かったです」と喜びと共に振り返った。
これまでテレビであまり語られることのなかった“野人”の壮絶な高校時代とは?
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