ドコモの動画サイト・BeeTVで配信中の携帯ドラマ「女たちは二度遊ぶ」のプレミア試写会が2月28日、都内で行われ、出演者の相武紗季、水川あさみ、小雪、優香、長谷川京子と、行定勲監督が登壇した。
同作は吉田修一による同名小説の映像化で、“忘れられない女”をテーマにした短編を5人の女優たちの主演で描くオムニバスドラマ。相武は「どしゃぶりの女」、水川は「自己破産の女」、小雪は「夢の女」、優香は「平日公休の女」、長谷川は小説には描かれていないオリジナル作品「つまらない女」で主演する。
5人それぞれが一癖も二癖もある女を演じているが、相武は「わたしの話は5作の中で一番ファンタジックだと思う。今回演じた女性は、男性を振り回しながらも、最後まで憎めないような女性。きっと“忘れられない女”になるんでしょうね」と男心を想像する。
「平日公休の女」で“普通の女を演じた”と言う優香も、「紗季ちゃんが演じた女の子は猫のような魅力がある。あこがれますね」とコメント。続けて、水川も「天真らんまんな反面、一人でいられないような女子は、多分、男性の方から尽くしたくなるのでは」と分析していた。
「夢の女」で現実に存在するのかどうか分からない、不思議な女性を演じた小雪は、“忘れられない女”について、「自分の中で終わらなかった女性が、男性にとっては“忘れられない女”なのではと思いますね。とても幸せな瞬間、夢のような瞬間を与えてくれた女性は、きっといつまでも終わらない、ずっと忘れないんじゃないかな」とじっくりと考えながら語った。
タイトル通りの“つまらない女”を演じた長谷川は「つまらないなんて言われたら相当ショックです(笑)。男性には、刺激的な女性よりも、多少退屈でも支えてくれる女性こそ必要だと思ってほしい。“忘れられない女”になる方法が分かっていればわたしたち女性は苦労しません」と苦笑いしながらコメントした。
原作にほれ込み、映像化がかなったと喜ぶ行定監督は、“忘れられない女”について聞かれ、「僕のように自発的でない男にとって忘れられないのは“しつこい女”ですね。男性と一口に言っても、“忘れられない女”は人それぞれ。男性にとっては胸がチクっと痛むような、さまざまなタイプの女性が本作で描かれていると思います」と語った。
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