
ザテレビジョンがおくる2025年7~9月放送ドラマを対象とした「第125回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」受賞作・受賞者を発表中。脚本賞は、磯村勇斗主演「僕達はまだその星の校則を知らない」(フジテレビ系)を手掛けた大森美香氏が受賞した。
新たな学園ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」は3部門で受賞
“ぼくほし”の略称で愛された同作は、独特の感性を持ち臆病で不器用な白鳥健治(磯村)がスクールロイヤー(学校弁護士)として私立高校に派遣され、数々の問題に必死に向き合う学園ドラマ。
大森氏は「カバチタレ!」「ブザー・ビート」「あさが来た」に次いで4度目の受賞。「詩情あふれるセリフと学校問題の解像度の高さ」「教育虐待や教師のブラック労働をきれい事にはしなかった」「生徒だけではなく大人の青春物語」とドラマファンをうならせた。
なお同作は脚本賞に加えて、作品賞、ドラマソング賞(ヨルシカ「修羅」)でも受賞を果たした。
「今を生きる生徒や先生、かつて生徒だった大人たちにエールを贈りたかったのかも」
大森氏は作品が生まれた経緯を、「プロデューサーさんから『スクールロイヤーが主人公の学園ものをやりませんか』と声をかけていただき、私も5年ほど前から学校を舞台に書いてみたいと思っていたので、実現しました」と語り、「学園ドラマというジャンルより、学校を描くことで、今を生きる生徒さんや先生方やかつて生徒だった大人たちみんなにエールを贈りたかったのかもしれません」と明かした。
「役者さんの演技から影響を受けながら作っていけたのは連ドラならでは」
主人公の白鳥健治(磯村)独特の感性を持ち臆病で不器用な性格。スクールロイヤー(学校弁護士)として濱ソラリス高校に派遣され、数々の問題に必死に向き合う。
そんな健治を演じた磯村について聞くと、「第1話、高校に初出勤する磯村さんが校門前で立ち止まっている姿を見て『ああ、健治ってこんな人なんだ』とリアルに思えたんです。このドラマは健治の成長物語でもあり、最終話で同じように校門に立った健治の表情の違いが想像以上で…。思い出すと、涙が出てしまうぐらいです(笑)」と、その演技を称賛した。
俳優たちの演じる姿を見て、登場人物の描き方が変わることもあったと言い、「そんなふうに役者さんの演技から影響を受けながら作っていけたのは、連続ドラマならではの面白さでしたね」と振り返った。
最終回放送後には視聴者から続編を望む声も。大森氏は「この続編ができるかはまだ分かりませんが、私の頭の中では健治たちの物語が現在進行形で展開しています」とコメントした。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
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