2026年3月に還暦を迎える今田耕司が、11月25日(火)夜7時から「今田耕司のニッポンお遍路の旅！～ご当地ご利益ルート巡り～」で“関東お遍路”に挑戦。お遍路とは約1200年前に弘法大師・空海が修行をしたという四国の八十八カ所霊場をたどる巡礼で、最近では四国霊場のお砂を関東の八十八の名刹に祀った「関東八十八カ所霊場」なども登場している。同番組ではゲストの黒谷友香とともに、今田が2日間かけて関東の霊場を巡っていく。目的地である霊験あらたかな寺社仏閣はもちろん、旅に欠かせないグルメや地元の方々との出会いも見どころだ。
衣装や足元も気合十分
「おはようございます！」と今田の元気なあいさつから始まったお遍路旅は、まず群馬県の高崎駅から始まる。還暦という大きな節目にお遍路に挑戦すると改めて表明した今田は、全身の衣装で気合いをアピール。今回は一都六県にまたがる「関東八十八カ所霊場」を巡っていくなかで、“旅のマドンナ”黒谷も今田とまったく同じ衣装で登場した。
“体力自慢のアクティブ女優”とテロップで紹介される黒谷だが、さすがに今回はウォーキングシューズを用意して準備万端。今田も普段は革靴が基本のファッションながら、「中敷き入れて、ちゃんとやってきたんスよ！」と長距離を歩くためにスニーカーで来たそうだ。
スタッフから高崎周辺の地図を受け取り、2日間で一番札所から六番札所まで巡るという旅程を聞かされる2人。第一番は「慈眼寺」で、簡略化された地図上ではそこまで距離がないように見える。そこで「まずはこの、一番近い距離…どこまで歩けるか試してみましょうよ！」と提案する今田にしたがって、10時5分にお遍路旅がスタートした。
今回の旅にはいくつかルールが定められており、その1つが「スマホNG」。目的地までの道は地図と聞き込みで確かめるしかない。駅で慈眼寺までの道を尋ねてみると、歩いておよそ1時間…しかも最後には登り坂が待ち構えているとか。今田が「1時間は歩けるんじゃないの!?」と判断して約4kmの道を歩きはじめるのだが、地図を見る今田は最初から迷い気味。
実は「俺めちゃくちゃ方向音痴」と告白する今田に、黒谷が「うそーっ！めっちゃ地図持ってるけど」とツッコミを入れるひと幕も。向かう方向に2人で当たりをつけてから、改めてビルの間を抜けて慈眼寺を目指す。
若手以来のガチロケ
ちなみに今回のロケ、宿泊場所も2人で探さなければならない。ほぼ若手時代以来のガチロケだそうで、逆に気合いが入りそうだ。道行く人々に「頑張ってください！」「高崎を楽しんでください！」など声をかけてもらいながら、普段の運動量や食事の好みなどに話を咲かせる2人。やがて木々のなかから上半身が飛び出した慈眼寺の名物・大観音像が遠目に確認できると、推定できる大きさに今田と黒谷のテンションが一気に上がる。
しかしそれ以上に目を引かれてしまうのは、道中にあるさまざまな飲食店だ。無類の麺好きである今田だけに、あちこちのラーメン店を見る度に足が止まりそうになる。まだ10時台であるためラーメンはさすがに黒谷からストップがかけられたものの、お得なモーニングを展開している喫茶店へ入ることに。煩悩を消し去るためのお遍路だが、テロップでは「煩悩が止まらないベテラン芸人」と書かれてしまう。
喫茶店で小休憩を済ませ、改めて慈眼寺を目指すなかでようやくビルより木々が増えてくる。長い登り坂のなかでも元気いっぱいの2人だったが、登り坂を曲がっても曲がっても大観音像が姿を現さない。道の途中で営業していた食事どころの女将さんから「観音様行くならこっち！」とにこやかに案内してもらいながらさらに進むと、ようやく木々の間に大きな観音像が顔を出した。
一気にテンションが上がった2人は、「歩いてきてよかったですね」とその光景に感動。スタートから約2時間かけて第一札所にたどり着くと、本堂にお参りを済ませて住職から寺の来歴などもしっかり聞かせてもらう。特別に本堂のなかまで見学させてもらったあと、御朱印もばっちりゲット。「やっぱ歩いてきたからね！やっぱこれ、タクシーで来たらこうはならん」「駅前からタクシー乗ってたらこの想いはなかったな…」とひとしきり語りあった2人は、“大観音像を上れる”と聞いて迷わず挑戦することに。
42mもある大観音像だが、像内部の階段を使って肩の位置までは上っていくことができる。階段は146段。最上階は9階で、天気が良いと像に明けられた窓から赤城山、榛名山、妙義山を見渡すことができるという。絶景にこれまた大喜びの2人だったが、さすがに足に疲労が蓄積してしまったようで一旦食事休憩を挟むという。狙いは先ほど親切に道を教えてくれた食事どころ「ぎんざや」だ。
群馬は小麦の名産地ということもあり、うどんを勧められる今田。麺に目がない今田は大喜びで「肉うどん」、黒谷は「山菜うどん」を注文する。待ち時間には「これサービスね」と「上州みそおでん」をプレゼントしてもらうひと幕も挟みつつ、店の歴史にも耳を傾けながら食事をいただく。
“観音像と同い年”だという「ぎんざや」の話を聞き、「えらいええもんに出会ったがな～！」とテンションの上がる今田。店の女将さんも「ありがとう。うれしい」と笑顔になるなど、旅の醍醐味とも言える人情に触れることができた。
さらに「高崎市はパスタの街」という今田が聞き逃せない情報もゲットして、旅はさらに続いていく。2日間のロケで六番札所までたどり着くことができるのか、道中の麺料理店をどこまで我慢できるのか。煩悩と闘いながら進む今田と黒谷の旅は、11月25日(火)夜7時から。
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