
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、しきむらさんの作品『太陽は死なない』をピックアップ。
しきむらさんが11月20日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.3万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、しきむらさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
スマホを持っていない彼がSNSで話題になる

共に幼い頃から一緒のバレエ教室で頑張っている高校生の城台 彩芽と清瀬 澄。
澄と一緒に踊ることが彩芽にとっての夢だった。
ある日、彩芽がSNSを見ていると「見つけてしまった…清瀬澄くん」と去年のコンクールの動画と共に澄のことを示した投稿がバズっていた。
澄はスマホを持っていないため、このことを知らない。
初めはバズった内容に共感していた彩芽だったが、次第に「なんか違くない…?」と違和感を覚えるように……。
作品を読んだ読者からは、「天才すぎた…」「レベル高すぎ」「良すぎる」「全員読んで」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・しきむらさん「人間を推すことの加害性と、それでも誰かを応援することは肯定したいという祈りです」

――「太陽は死なない」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
今年の夏、韓国の某アイドルオーディション番組にめちゃくちゃハマっていたのですが、その番組を見て感じたことを漫画にして昇華したいと思ったのがきっかけです。
具体的には、人間を推すことの加害性と、それでも誰かを応援することは肯定したいという祈りです。
そこら辺のニュアンスを入れつつ、昔習っていたのもあり、前から描きたかったバレエを扱いました。
――今作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
作中に出てくるインターネット上の人々のつぶやきは、使わなかったぶんも含めるとかなりパターンを作ったのですが、結局コマに落とし込むとほとんど見えなくなりました。笑
あと今回は少女漫画を参考にさせて頂きながら瞳を当社比で描き込んでみたのですが、精進します。
――今作はSNS上で多くの読者から反響がありましたが、率直なご感想をお教えください。
先述の通り完全に自分のためだけに描いていたので、ありがたかったです。
それと同時にネットに上げる以上自分の手からは離れるので、数字に関係なく、読者の方や、ひいては世の中に対して誠実な漫画を描きたいと改めて思いました。
――読者からのコメントで特に印象に残っているものはありますでしょうか?
どれも大変嬉しかったのですが、自身の体験やエピソードをお話し下さってるコメントもいくつかありコソコソ拝読しました。
自分と重ねて話をしたくなる作品っていいなあと常々思っているので、語って頂き勝手に喜びました。
――しきむらさんの今後の展望や目標をお教えください。
連載したいです!!!!!
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
今回私を初めて知って下さった方はもちろん、昔から見て下さっている方も本当にありがとうございます。
これからも地道に漫画を描けたらと思うので、また発表できた暁には読んで頂けると嬉しいです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。




























