辰之助にとって恩師でもある板尾創路“梶原”の犯人説が浮上
辰之助は真相を確かめるべく、事件の関係者から話を聞く。関係者によると、事件当時、梶原の部下が慌てている様子の五十嵐を見つけたが、上層部により手柄を横取りされたという。
部下は、そんな上層部に腹を立て、証拠を科捜研に提出される前に隠蔽。上司だった梶原も、部下の証拠隠蔽を知っていたが黙認し、その結果五十嵐は無罪になったと告げられる。
関係者の話を聞いた達之助は、五十嵐を無罪にしてしまった梶原が責任を感じ、五十嵐を殺したのではないかという、犯人説が浮上。
そんな中、辰之助は梶原から「お前にはちゃんと話しておきたい、託したいおきたいことがある」と呼び出される。梶原は辰之助の父の墓の前で「そんなに警戒するな。何もしないよ。するわけないだろう、お父さんが見てるのに」と話し、「俺は上層部への怒りから部下の罪を黙認した」と五十嵐の無罪に関与していたことを認める。
辰之助から「五十嵐聖を殺したのはあなたですか?」と問われるが、梶原はきっぱりと否定。さらに「今はただ、彼を殺した犯人を捕まえたい。だからこれを手に入れた」と、五十嵐が殺害された事件の捜査資料を辰之助に託した。

衝撃のラストに「鳥肌たった」「点と線が動き始めた」の声
辰之助は、梶原から託された捜査資料を持ち帰り、警護チームの仲間、原湊(藤原)と椎谷厚徳(今野)とともに資料を確認。事件現場に切れたロープが落ちていたことが明らかとなる。しかし、五十嵐の遺体は頭部の打撲のみで、ロープによる索状痕(首を絞められた跡)はなかった。
すると、ロープの切り口を見た達之助たちは、第一話で警備訓練をした時に湊が所持していたライターの形をした小型ナイフで切ったロープの切り口と、五十嵐の殺害現場に残されていたロープの切り口が似ていることに気づく。
辰之助が「繊維痕や羽毛立ち、刃の食い込み跡は、滅多に同一切り口にはならない…」と話すと、訓練で使用した小型ナイフは湊の特注品で、訓練後、湊は千早にプレゼントしたことを思い出す。
千早の犯人疑惑が浮上したところで、シーンは千早の部屋に切り替わる。部屋を出る前には、千早とある女性が並ぶ写真に少し悲しげな表情を浮かべ「じゃあ、行ってくるね」と告げ、部屋を後にする。
千早と一緒に写っていたある女性は、なんと五十嵐が起こした強盗殺人事件の被害者の一人だったのだ。
衝撃的なラストに視聴者からは「鳥肌たった」「こわー!!」「千早さんがしているとは考えたくない」「点と線が動き始めた」などのコメントがSNSで寄せられ、盛り上がりを見せた。
五十嵐を殺した犯人は誰なのか、また、警護チームの情報を漏らしていたのは誰なのか、今後の展開が気になる。
◆構成・文=山田椋太


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発売日: 2025/11/05



































