
乃木坂46が40thシングル「ビリヤニ」を11月26日にリリースした。瀬戸口心月と矢田萌華が、2025年春に加入した6期生から初めて表題曲の選抜メンバーに選出されただけでなく、その二人がWセンターに抜てきされた同曲。結成15年目に突入した同グループにとって、また新たな姿を見せてくれそうな新曲の発売前に、キャプテンの梅澤美波と副キャプテンの菅原咲月にインタビューを実施。前編では「ビリヤニ」の魅力、さらに瀬戸口と矢田の素顔を語ってもらった。
初々しいところがWセンターの6期生に重ね合わせて表現できる新曲
――新曲「ビリヤニ」はどんな曲ですか?
梅澤:恋の始まりをビリヤニという料理に重ね合わせたというか、恋が始まる瞬間にたまたまそこにビリヤニがあって、それを恋に見立てていこうっていう、ちょっと不器用な若い男の子のお話なのかなって思います。恋愛のレベルとしてはすごくかわいらしい、初々しいところがあるので、その辺りがセンターに立つ6期生の二人に重ね合わせて、かわいらしく表現できる曲になるんじゃないかなと思っています。
菅原:タイトルだけ見ると「どんな曲なんだろう?」って思う方も多いと思うんですけど、タイトルからは想像できないような、結構爽やかなメロディーラインで。歌詞も、サビは「ビリヤニ 食べに行こう」と言っていますけど、その前後にちゃんと恋愛模様も描かれていたり、本当に初々しい、かわいらしい恋がたくさん描かれていて。振り付けもハートが散りばめられたり、聞いても見てもきっと楽しい、また新しい乃木坂46の楽曲になったなと思います。
――歌詞で注目してほしいところはありますか?
梅澤:やっぱりスパイスをいっぱい言っているところかな。「サフラン、クミン、カルダモン…」とか、実際にビリヤニを作る時に入れる材料を歌っているんですけど、歌詞を見た時に本当にびっくりして。ダイレクトにそのままを歌っている歌詞というのが、もうパンチが効きすぎていて、レコーディングをしながら笑顔になれたぐらいだったので。ここがもうビリヤニのスパイスぐらいいい味を効かせているなって、この曲の歌詞では注目ポイントかなって思います。
菅原:私は二番のサビがすごく好きで、「ビリヤニ 最高だよ 南アジアの味」から「夢なら覚めるな」までが、主人公の「あ、良かった。めっちゃいい結果になった」っていう気持ちが、本当にそのまま表現されているんだろうなというのが、振り付け込みですごく好きなので、ぜひフルサイズで見る機会があったら注目してほしいです。
梅澤:あとは、「ビリヤニを食べれば(恋が実るんだよ)」というふうに、みんなで重ねて歌っていくところがあるんですけど、私たちが洗脳しているみたいで(笑)。「癖になる感じがあるよね」って同期の久保(史緒里)と話していました。みんなで入れ替わりながらフォーメーションも作って歌っていくんですけど、みんなにビリヤニをお薦めしている感じというか(笑)。
菅原:ファンの皆さんも盛り上がりやすい楽曲だなと思います。夏曲は結構盛り上がる楽曲が多いですけど、秋冬の楽曲でこういうテイストも最近はなかったような気がするので、また新しいチャレンジだなと思います。

ビリヤニの世界観に合った、ポップでかわいらしい振り付けに
――振り付けのお話がいくつか出てきていますが、注目の振りを教えてください。
梅澤:日本ではちゃんとスプーンを使って食べると思うんですけど、インドとかだと手で食べる文化があるということで、振付師の方がつまんで食べるみたいな振り付けを盛り込んでくださって。サビではパクパク食べたりとか、あとちょっとインドっぽい形をした振り付けなんかもあります。アジアンテイストな振り付けというか、本当にこの曲の世界観、ビリヤニの世界観に合っているけど、ちょっとポップにかわいらしく見せられるような振り付けになっています。
菅原:割とずっとぴょんぴょんしているというか、アップテンポなので、それに合わせて弾みながらというか(笑)。あとは、お鍋をかき混ぜて、いろいろスパイスを入れるみたいな振り付けもあるので、皆さんに見ていただいて、感想をお伺いすることがすごく楽しみです。
――MVも公開されていますが、おとぎ話のような世界観を感じさせました。
梅澤:MV撮影では、「ダブルセンターの二人がちっちゃくなります」みたいなお話を聞いていて、後から合成するということで、その場にちっちゃい人形みたいのを置いてイメージしながら撮影しました。どうなるんだろうと想像しながら撮っていたんですけど(完成した映像は)すごかったです。今の最先端技術って(笑)。
菅原:すごいですよね、本当。
梅澤:こんなにすごいんだなと思って。あんなにちっちゃくなって、スパイスを振りかけたら大きくもなるし、魔法使いになったような気持ちでしたね。
菅原:カメラワークとかも真上からフォーメーション移動を撮ったり、あとはそれぞれメンバーがスパイスを入れている様子を上のクレーンカメラから撮影したり、カメラワークもたくさんこだわって撮影していただいたので。本当に全部ふんだんに盛り込まれているMVだなというのは感じました。






























