
横浜流星が主演を務める大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第46回「曽我祭の変」が11月30日に放送された。蔦重(横浜)が協力することになった仇討ち相手の一橋治済(生田斗真)。これまで何度もその恐ろしさに震え上がったが、またもここにきて凶悪な展開を迎えた。(以下、ネタバレを含みます)
数々の浮世絵師らを世に送り出した“江戸のメディア王”の波乱の生涯を描く
森下佳子氏が脚本を務める本作は、18世紀半ば、町民文化が花開き大都市へと発展した江戸を舞台に、“江戸のメディア王”にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く痛快エンターテイメントドラマ。
蔦重はその人生の中で喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見い出し、また日本史上最大の謎の一つといわれる“東洲斎写楽”を世に送り出すことになる。
美人画が大評判となる喜多川歌麿役で染谷将太、蔦重の妻・てい役で橋本愛らが出演。語りを綾瀬はるかが務める。
歌麿が加わり、“写楽”の絵が仕上げられていく
松平定信(井上祐貴)らによる治済への復讐。蔦重は、平賀源内(安田顕)が生きているのではないかという話で世間を騒がせるというかたちで協力をすることになった。その仕掛けとして蔦重が思い付いたのは、芝居町で行われる曽我祭に合わせて源内が描いたと思わせる役者絵を出すこと。
北尾政演(古川雄大)、北尾重政(橋本淳)、大田南畝(桐谷健太)、朋誠堂喜三二(尾美としのり)ら、絵師や戯作者たちの集合知で“写楽”という画号で挑むことにした。だが、なかなかまとまらなかったところに、ていの願いを聞き届けた歌麿が加わり、ありのままを写すという蔦重が求めていたものが、勝川春朗(くっきー!)により源内の蘭画絵を感じさせる工夫も足して仕上げられていった。
完成した1枚を見た定信は、江戸=東洲の誉れとしたいとして、画号を「東洲斎写楽」にするよう告げた。多くの絵や本をたしなんできた定信が認める出来栄えだったのだ。








































