「コウノドリ」星野源「みんなが思っている坂口健太郎は幻(笑)」

2017/12/15 09:00 配信

ドラマ

撮影●諸井純二


第9話の四宮親子のシーンでは、台本では想像できなかった感覚に


――サクラ(綾野剛)との関係性はシーズン1と2を通してどう変わってきたと思いますか?

今回、四宮が前と違うなと思ったのは、シーズン1ではサクラが四宮を支えていたけど、それが逆だったこと。特に初回から3話目にかけて、悩むサクラを四宮が支えたり、見守っているという構図からのスタートだったので、それも今回の四宮のキャラクターをすごく表していたような気がします。そこを経て、2人の関係が前よりもフラットになっているというか、3話以降は研修医のころの対等な関係性に戻ってきたんじゃないかなって。前はやっぱり、サクラが四宮をお母さん目線で見ているような感覚がちょっとあったけど、今はお互いに見合っている感覚。相手がピンチのときはすぐにフォローに入るような、持ちつ持たれつの関係に自然となっているように感じますね。

――ドラマも残すところ2話となった今、四宮先生の今後にも注目が集まる一方、視聴者の間では四宮先生の父・晃志郎を演じる塩見三省さんと星野さんのお顔立ちが似ていて、まるで本物の親子のように見えると評判ですが、塩見さんとのシーンはいかがでしたか?

病室で握手をするという、9話で四宮親子にとってすごく印象的なシーンが出てくるんですけど、そのシーンを撮ってるとき、塩見さんが演じられた四宮の父・晃志郎と、僕が演じた四宮との間に生まれたものがすごくあったんですよ。それが何かっていうのは、うまく言えないんですけど…。塩見さんと事前に打ち合わせをしたわけでもないし、僕も台本を読んだ時点では想像できなかった感覚に、演じてみて初めてなったというか。塩見さんと親子としてご一緒することができて、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。