
TVアニメ「薬屋のひとりごと」の第2期Blu-ray発売記念イベントが12月14日に東京・池袋で開催され、主人公・猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央が登壇。第1期と第2期を振り返ったほか、Blu-ray4巻購入者特典の抽選を勝ち抜いたファン200名から寄せられた質問に回答した。【前編から続く】
「羅漢」推しの大塚剛央、「(壬氏は)カエルを経て覚悟を決めた」
第1期、第2期から、大塚が選んだ【ベストシーン】は、第44話「砦」より、禁軍を出すため壬氏に礼を尽くす羅漢のシーン。第1期から羅漢が“推し”だったという大塚は「音楽もカメラワークも重厚なドラマを見ているようで、この一連は鳥肌が立ちました。羅漢役の桐本拓哉さんのお芝居も素晴らしく、いろいろな面を見せてくださって…桐本さんとはアフレコでご一緒する機会が多いんですが、毎回ビシビシと伝わってくるんですよね。このシーンは特にお気に入りです」とコメント。
悠木は「娘のために頭を下げる父親、大事な人を守るために人生の決断をする男という人生が、政治とちゃんと重なって描かれているから、政治シーンなのにスッと入ってくる。政治って人の生活のために行われている、人が織りなしているから歴史として残るんだってことが分かって納得できるから、政治は難しいという人でもすんなり見られるんだと思います。胸に刺さるめちゃくちゃかっこいいシーン」と、作品全体の魅力を分析。直前にはファンの間で“カエルシーン”と呼ばれる一連のカットで大いに盛り上がっていたこともあり、その落差を埋めるように悠木が「壬氏も大変ですよね。頑張って“(皇弟)華瑞月”しなきゃいけないときもあるし、カエルをいじられるときもあるし…」とポツリ。大塚は「でもあれ(カエル)を経て壬氏は覚悟を決めましたからね」と真面目に付け加え、つながりをフォローしていた。
悠木碧、マイノリティならではの泥臭く温かい恋愛を語る
悠木が選んだ【ベストシーズン】は、第48話「はじまり」より、子の一族との戦いを終え、顔に傷がついた壬氏に「男前になったではありませんか」と猫猫がいうシーン。
「猫猫と壬氏の関係が、全部ここに詰まっていると思ったんですよね。ずば抜けて長所がある人ってマイノリティだから、優れた容姿という器を持つからこそ理解されない苦しみがあって。その対極にいる平凡な猫猫に初めてコンプレックスを認めてもらうというストーリー、『傷が入ったほうが、男前じゃないか』というセリフ。見た目で見ていなかった猫猫だから壬氏が惹かれた、ようやくほんのちょっとだけ恋愛が始まったかもしれないという象徴のよう。その恋愛もキラキラふわふわじゃなく、泥臭くて、人と人が重なる温かい部分が描かれていて印象的。あとここにはモノローグがないのもめっちゃいい!」と語った。
大塚が壬氏の自己評価やこのときの無力感を明かすと、悠木は「壬氏は実はシゴデキだし、厳しくても情に脆いとか、出来ていることはたくさんあるんだけれど、いろいろ隠さなきゃいけない人だからこそ、容姿や立場に関係なく見抜けるやつじゃないとたどり着けない。本当にベストパートナーなんだなと思います」と総括。


スクウェア・エニックス
発売日: 2017/09/25































