「鳥越裕貴が真ん中です!という作品」 鳥越裕貴×植田圭輔が舞台「文豪ストレイドッグス」で共演

2017/12/21 10:00 配信

2.5次元 インタビュー

「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中の朝霧カフカ(原作)、春河35(作画)による異能力バトルアクション漫画の初舞台化となる「文豪ストレイドッグス」が12月22日(金)からスタートする。主人公で探偵集団・武装探偵社に勤める中島敦を演じるのは、舞台初主演の鳥越裕貴。同世代で俳優としても旧知の仲である、ポートマフィア幹部・中原中也役の植田圭輔とともに遠慮なし!息ピッタリ!な掛け合いを披露したほか、舞台にかける思いや“座長・鳥越裕貴”の新たな一面までを包み隠さずトークした。

舞台「文豪ストレイドッグス」に出演する鳥越裕貴と植田圭輔撮影=広ミノル


これまでとは一味違う2人


物語はヨコハマを舞台に、太宰治、芥川龍之介、中島敦といった実在の文豪と同じ名前の登場人物たちが、それぞれの文豪にちなんだ作品の名を冠した“異能力”で戦う様子が描かれる。アニメは2016年4~6月に第1クール、10~12月に第2クールが放送され、2018年3月3日(土)には映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)』の公開も控えるなど、人気シリーズだ。

――漫画・アニメと共にヒット作となっていますが、今回の出演が決まったときの感想は?

鳥越裕貴「もともとアニメを見ていたので、お話をいただいたときに『僕が中島敦役で大丈夫ですか?』と逆に質問したくらいです(笑)。ビジュアル的に大丈夫なのかと(笑)」

植田圭輔「中原中也の第一印象は、“クールでカッコいい”です。今までは、どちらかというと敦っぽい役をいただくことが多かったので、ある意味チャンスを与えられたと思いました」

――鳥越さんは、巨大で獰猛な虎に変身する異能力の持ち主の中島敦、植田さんは、小柄だがポートマフィアきっての体術の使い手という中原中也を演じますが、旧知の仲であるお互いから見た、素の性格と演じる役柄との共通点はどのあたりでしょう。

鳥越「植ちゃんと中原中也の共通点…。え、チビ? あと意外と植ちゃんは足上がるんで、それは中也と同じ。面白いギャップかなと思いました(笑)」

植田「(爆笑)それ言うと思った。中也は足技多いからね。パンチより足のイメージ」

鳥越「稽古で見ていても面白い。それもポイントかなと思います」

植田「ちっちゃいのが一生懸命足上げて?(笑) 僕の方は、鳥越くんで大丈夫かなと思いました」

鳥越「まずみんな思ったと思うよ」

植田「本人が言うからこそ、こうやってネタにできるんですけど(笑)。最初に自分が役をいただいて、『お、主演は鳥越さんじゃないですか』と思って(キャラクター)ビジュアルを見たときに、『あいつで大丈夫か?』って」

植田は中島敦を演じる鳥越に不安が…?撮影=広ミノル


鳥越「(爆笑)僕自身が思ってるから」

植田「でも、やる前からすごい熱量があったよね? この作品、役にかける思いが絶対あるだろうなって感じてた。ビジュアル撮影、稽古と1年くらいかけてここまで段階を踏んできたけど、ずっと最初と同じ熱量を保ち続けているのは素晴らしいなと思います」

鳥越「自分自身でも主演、座組の上になることを意外と避けてきたというか。ここまでの作品で主演というのは覚悟がいるなと思ったので、その熱量だけは絶やさずにいようという思いはありました」