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「鳥越裕貴が真ん中です!という作品」 鳥越裕貴×植田圭輔が舞台「文豪ストレイドッグス」で共演

2017/12/21 10:00

「異能力バトルはぜひ劇場で」と
「異能力バトルはぜひ劇場で」と撮影=広ミノル


ツッコミの融合を!


――舞台の話に戻りまして、“文スト”ならではといったところで“異能力バトル”が一つの見所になってくると思いますが、舞台ではどのように表現されるのでしょうか。

鳥越「見ていただいたら分かると思います! 演劇ならではという表現を使うところは使って、“ドッグスチーム”と呼んでいるアンサンブルの方たちがいろいろな表現をしてくれています。本当に大変だと思う。異能力の表現やシーンの切り替えなど、演劇らしい演出になっていると思います」

植田「原作を知っている方からすると、“あのシーンはどうなるんだろう?”、“舞台でできるの?”というシーンがたくさんあると思う。そういう疑問をことごとく裏切っていくんじゃないかな。全体の表現の仕方として、“人間力”が詰まった中屋敷法仁ワールド。この作品を舞台でやるとなったとき、舞台に向いている作品って思ったのがそういうポイントなんですけど」

――舞台だからこそ見せられる演出、楽しみですね。そんな上演前にまだまだ気が早いですが、すでにシリーズ化に期待とのファンからの声もきこえてきますが…最初のキャストとして自らが役作りする上で意識したことは。

鳥越「自分なりに寄り添って、カンパニーの中で作品の中で自分の位置を決めて丁寧に作れたらとはいつも思っています。自分なりの敦を作れたら」

植田「これまで出演した作品では誰かから役を引き継いだりする時もありました。自分はよく強気な発言をしてしまったりするけど、一貫して同じなのはいつも絶対に自分にしかできないと思っていたい、ということ。自分がやる意味を考えて、見た目も込みで、自分にしかできないと胸を張って原作チームに言えるように心の準備はしています」

「自分にしかできないと思っていたい」と植田
「自分にしかできないと思っていたい」と植田撮影=広ミノル


――役を引き継いで演じるというお話が出ました。シリーズ作品を通して自身が役を卒業して誰かに引き継ぐとき、あるいは共演者にキャスト変更があったとき、正直なところどういう思いなのでしょうか。

鳥越「自分が替わったときも、仲間ではあるので公演を見に行ったり稽古場に顔を出したり。周りが替わっても替わった役者さんがいやすいようには絶対にしますけどね」

植田「冷静なことを言えば“仕事”なので、自分の気持ちだけで選べるものじゃないってのは分かっています。だからこそ続編で元のキャスト全員、もしくは8割でも集れたときって本当にすごいことだと思います。続編をやれるってこともそうですけど。その8割に入ってくる新しい2割の人は、すごいプレッシャーや責任を持って、絶対超えようとしてくる。いい化学反応しか起きないに決まってるんですよね。新しく入ってくる人たちはウェルカムだし、続けられるならハッピーです」

ボケたり突っ込んだり…は撮影でも
ボケたり突っ込んだり…は撮影でも撮影=広ミノル


――では、今作での中島敦・中原中也を自分が演じるからこそ、こう演じたいというこだわりや意気込みをお聞かせください。

鳥越「敦という役は、(他から受けての)リアクションが多い。今までいろいろなツッコミを経験してきた上で、敦のツッコミと鳥越裕貴のツッコミを融合しつつ、いいい空気に変わったらいいなと思います」

植田「中原中也のことをかわいいと思ったことは一度もない。なので、“チビカッコいい”の先駆者であり続けます。チビがかわいいと言われる時代を終わらせます。見る人が抱く印象だから結局なんでもいいんですけど、このキャラクターにかわいい要素なんてない。格好いいし、男だし、上司だし。生身の人間が演じることでその感覚が伝わるなら僕はそこを貫きたい。一つの流行りのように、チビカッコいいというジャンルを作りたいし、作れるキャラクターだと思います」

――それでは最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

植田「演劇として『文豪ストレイドッグス』をやらせていただきます。キャラクターに負けないくらい、役者陣も超個性的。新しいお芝居の形を見せられるのではと思っています。鳥越座長の熱みたいなものは、彼を今までずっと見てきた方もきっと感じられると思います」

鳥越「『文豪ストレイドッグス』のファンの皆さんにもちゃんと愛されるように、チームも愛を持って作っています。舞台ならではの『文豪ストレイドッグス』をお楽しみいただければ。あと、“チビカッコいい”をぜひジャンルとして作っていただけるよう、植ちゃんにも頑張っていただいて(笑)。千穐楽は映画館でのライブビューイングもあって、3月3日(土)にはアニメ映画もあります。“文豪”の輪を広げましょう!」

【プロフィール】とりごえ・ゆうき=1991年3月31日生まれ、大阪府出身。舞台「イナズマイレブン」(半田真一)で初舞台。舞台や映像と幅広く活動している。主な出演作は「弱虫ペダル」(鳴子章吉)、ミュージカル「刀剣乱舞」(大和守安定)、「ハイスクール! 奇面組」(物星大)など。

うえだ・けいすけ=1989年9月5日生まれ、大阪府出身。第19回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ファイナリストを経て、2007年に俳優デビュー。年間10本以上の舞台出演を続けており、代表作は、「弱虫ペダル」(真波山岳)、ミュージカル「ヘタリア」(日本)、「K」(八田美咲)、「おそ松さん on STAGE」(チョロ松)など。

小林裕美

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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舞台「文豪ストレイドッグス」
原作=テレビアニメ「文豪ストレイドッグス」
演出=中屋敷法仁
作=三笠ノ忠次
協力=朝霧カフカ・春河35
出演=鳥越裕貴、多和田秀弥、輝馬、長江崚行、桑野晃輔、堀之内仁、今村美歩、齋藤明里、橋本祥平、正木航平、桑江咲菜、平田裕香、植田圭輔
2017年12月22日(金)~24日(日)
KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて上演
2018年1月12日(金)~13日(土)
森ノ宮ピロティホールにて上演
2018年1月31日(水)~2月4日(日)
AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演
公式サイト http://bungo-stage.com/
©舞台「文豪ストレイドッグス」製作委員会

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画像一覧
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  • 舞台「文豪ストレイドッグス」に出演する鳥越裕貴と植田圭輔
  • 植田は中島敦を演じる鳥越に不安が…?
  • 「頑張って背中を見せたい」と語る鳥越
  • 植田が30歳を前に思うこととは
  • 「異能力バトルはぜひ劇場で」と
  • 「自分にしかできないと思っていたい」と植田
  • ボケたり突っ込んだり…は撮影でも
  • 鳥越は中島敦を、植田は中原中也を演じる
  • 鳥越は「“文豪”の輪を広げましょう!」とメッセージ
  • 植田は「この役から“チビカッコいい”ジャンルを作りたい」と

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    植田圭輔

  • 鳥越裕貴

    鳥越裕貴

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    中屋敷法仁

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