
「松岡さんはヴァッシュそのもの」
――お二人はさまざまな作品で共演歴がありますが、お互いに「キャラクターと似ているな」と感じる部分はありますか?
細谷 松岡さんは、ヴァッシュに似ていると思います。
松岡 即答?(笑)。
細谷 はい。例えば、客観的にみて生理的に無理があると感じるディレクションがあったとしても、一心不乱にそれを遂げようとされているなと。それがヴァッシュに似ているなって。
先ほど「一瞬ヴァッシュの気持ちになった」とおっしゃっていましたけど、松岡さんは、キャラクターである時と、ご本人である時の感覚がシームレスで、壁があまりないんだろうなと、話を聞いて思いました。
――役と一体化するタイプなんですね。
細谷 それって仕事に対してすごく誠実ですし、違う観点から見れば愚直にも見えると思うんです。ヴァッシュって、どれだけ絶望的な状況にあっても最後まで優しさで寄り添おうとするじゃないですか。自分にもダメージがあるかもしれないけど、それをやってしまう。そのピュアさや誠実さ、実直さみたいなものが、松岡さんとすごく重なるなと思って。なので、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは松岡さんだなって思います。
松岡 いや、恐縮です……。僕は自己分析は苦手なんですけど、やれることと言ったら、真っ直ぐにその人物であろうとする姿であったり、現場で生まれる空気感を最大限に活かすことではないでしょうか。掛け合いの中で生まれたものが一番ですし、そこに対しては悔いを残したくないというのはいつも思っています。
――逆に、松岡さんから見た細谷さんは?
松岡 そうですね。僕も、細谷さんには結構ニコラス感があると思っていました。
細谷 本当ですか? あります(笑)?
松岡 ニコラスって人を客観的に見ることができるじゃないですか。だからその人の気持ちも分かるし、助言や注意もできる。そういう部分は細谷さんにも感じるので、ニコラスっぽいなと思っています。あ、彼のように口は悪くないですけど(笑)。
細谷 ありがとうございます。客観的に見てしまうところはあると思います。没入するタイプでは自分はないだろうなと。ただ、「STAMPEDE」第7話「WOLFWOOD」のエピソードでは客観的ではなかった瞬間もあったので、その辺はいい加減なのかもしれません(笑)。































