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<クスノキの番人>高橋文哉×天海祐希「声で繋がった信頼関係」 アニメ映画初主演と8年ぶりの声優で見せる新境地

2026/01/27 18:00

アニメーション映画「クスノキの番人」で声優を務める高橋文哉、天海祐希
アニメーション映画「クスノキの番人」で声優を務める高橋文哉、天海祐希撮影=茉那実

東野圭吾作品初のアニメーション映画化として話題の「クスノキの番人」が、1月30日(金)にいよいよ公開される。不当な理由で職場を解雇され、罪を犯してしまった青年・直井玲斗と、彼に救いの手を差し伸べる伯母・柳澤千舟。クスノキの番人を任された玲斗と、彼を見守る千舟が織りなす、感動のヒューマンドラマだ。今回、主人公・玲斗の声を務める高橋文哉と、千舟を演じる天海祐希にインタビューを実施。初共演となるお互いの印象やアフレコの裏話、そして作品のテーマである「思いの継承」について、たっぷりと語ってもらった。

初共演でお互いに感じた「信頼」と、原作から受け取った「愛」


――まずは、アフレコでご一緒された際のお互いの印象からお聞かせください。

天海 すごい上手だなって思いました。「上手」なんて言うと上から目線のようで大変に失礼なんですけど、でも本当にお上手で。台本を読んで抱いていた玲斗くんのイメージがあったんですが、「わあ、ぴったり!」と。これは私も頑張らなきゃと、気合が入りましたね。

高橋 僕は天海さんとは初対面だったので、実際にお会いするまではけっこう緊張していました。そういう意味では、玲斗と同じような緊張感を持っていたと思います。今の自分ができることを精一杯お見せして、天海さんに成長した姿を見せられるようになりたいなと、玲斗と同じ感情でお芝居させていただきました。

天海祐希
天海祐希撮影=茉那実


――今作は東野圭吾さんの作品ですが、原作を読まれた感想はいかがでしたか?

天海 私は千舟さん目線で読んだんですけど、彼女が歩んできた歴史や背景がすごく胸に刺さりましたね。私自身は、彼女のように何か大きな事業を成し遂げたわけではないけれど、でもずっと後悔していることがあったり、それを胸に秘めて生きていたりと、年齢的にも共感できるところはありました。とくに、「凛としなければいけない」と自分を律してきた人が、最後に見つけた希望が玲斗くんというのも、すごく切なくもあり優しくもあり。東野先生の文章は、一見冷たいような言葉でも、その裏に隠された人に対する温かさや情を汲み取れるのが本当に素敵だなと思いました。

高橋 読み手に色々なことを想像させてくれる作品だと感じました。東野先生が「アニメーションになれば素晴らしい」とコメントされている理由がすごくよく分かります。それでいて、小説からアニメになっても劇中で大切にしている部分は同じで、そこは作り手の皆さんの愛と、東野先生の中にある愛がブレずに集約されている感じがして、圧倒されました。

「クスノキの番人」より
「クスノキの番人」より(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会


“過去の音声”が導いた役作り 対面収録で生まれた千舟との絆


――高橋さんは長編アニメーション映画初主演となります。現場ではどのように役を作り上げていったのでしょうか?

高橋 僕は今回、監督の伊藤(智彦)さんにすごく助けていただきました。最初にお会いした際、伊藤さんは「いつかの僕の声を聞いてオファーした」と言ってくださったんです。思い返せば、これが何に使われるかも知らない状態で言葉を録音して送ったことがありました。伊藤さんはその時の僕の声を聞いて決めてくださったらしく、お芝居についても「ありのままやってほしい」と言われました。とは言え、演じるのは僕ではなく玲斗なので、「ありのままと言われても……」と最初は悩みました。ただやっていくうちに伊藤さんがおっしゃる「ありのまま」の意味がだんだんと分かってきて、それが玲斗とも重なってきたんです。毎日収録が終わるたびに楽しくなっていって、結果的にアフレコの期間で成長できたのかなと思いました。

――玲斗は冒頭、とくにやさぐれた芝居もありますが、そういう感情などはご自身の中にあったものですか?

高橋 やさぐれた感じは、僕の中には正直あまりないです。ただ、玲斗がそうなってしまった環境や理由は理解できたので、共感することはできました。それが自分と照らし合わせる一番の近道だったので、そこは素直にやっていきましたね。

高橋文哉
高橋文哉撮影=茉那実


――一方、天海さんが演じる千舟は、声の圧を感じさせつつも深みのあるトーンが印象的でした。

天海 私も伊藤監督の指示を頼りにしながら調整していきました。玲斗くんの心情も、千舟さんの心情も理解できる年齢なので、なんとなく「こうじゃないかな」と思いながらトーンを合わせて。とくに後半、千舟さんと玲斗の関係性が深くなっていった時には、マイクを向かい合わせて、お互いの顔を見ながらセリフを喋るということをやらせていただけて、それはとても助かりましたね。

――アニメのアフレコではみんなが前を向いて喋りますから、向かい合わせというのは珍しいですね。

天海 そうですよね。特別だったと思いますけど、「人の顔を見てお芝居する」というのは私たちが普段やっていることなので、こちらのフィールドに寄せてもらった感覚でしたし、いちばん大切なシーンで向き合ってお芝居をさせていただけたことはすごく嬉しかったです。

――高橋さんのお芝居から刺激を受ける部分もありましたか?

天海 ありました。千舟さんはいろいろなことを背負っていて、ギチギチに固まった状態で始まるんですけど、高橋くん演じる玲斗の“抜け感”のようなものが、そんな千舟さんをだんだんとまろやかにしていってくれて、それは本当に高橋くんのお芝居によるものだと思います。

「クスノキの番人」より
「クスノキの番人」より(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会
下に続きます
映画「クスノキの番人」1月30日(金)公開
◆公式HP:kusunoki-movie.com
◆公式X:@movie_kusunoki
配給:アニプレックス
(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会
クスノキの番人
クスノキの番人
東野 圭吾 (著)
実業之日本社
発売日: 2020/03/17
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  • アニメーション映画「クスノキの番人」で声優を務める高橋文哉、天海祐希
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