「豊臣兄弟!」制作統括が語る第6回『本作はこの回を見てもらうために生まれた、と言っても過言ではない』“帰蝶”を出さない理由も明かす

仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。八津弘幸が脚本を務める本作は、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を、豊臣秀吉の弟で天下一の補佐役・秀長の目線でダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントドラマ。
第5回(2/1放送)では、鵜沼城主・大沢次郎左衛門(松尾諭)に信用してもらうため、自らが鵜沼城に残り人質となることを告げた藤吉郎(池松壮亮)。そして小一郎(仲野太賀)と共に信長(小栗旬)のもとへ向かった大沢だったが、大沢の家臣の持ち物から毒が塗られた凶器が見つかったことを受け、信長は大沢を「始末せよ」言い放つ。鵜沼城に一人残された藤吉郎の命、大沢の命はどうなるのか、衝撃のラストシーンで幕を閉じた。
WEBザテレビジョンでは、2月15日(日)放送の第6回を前に、制作統括の松川博敬氏にインタビューを実施。第6回の見どころ、そして本作への思いを語ってもらった。
仲野太賀さんの真骨頂を見てほしい
――第5回の放送は、第6回が非常に気になる終わり方でした。
第6回は、手前味噌ですがすごく面白いです。「兄弟の絆」という、とてもダイレクトなテーマがそのままサブタイトルになっています。『豊臣兄弟!』というドラマは、第6回を見てもらうために生まれた、と言っても過言ではないと思っています。
――見どころの多い回になりそうですね。
第6回は史実に基づいてかなり大胆なアレンジをしています。「真犯人は誰か」という真相に迫るミステリー仕立ての謎解き要素もありますし、我々制作陣にとっても大きな挑戦の回となっています。また仲野太賀さんの真骨頂のような、大沢を命懸けで救おうとする信長との熱が入ったシーンもあります。現場で見ていても鳥肌が立ちましたし、仲野太賀さんだからこそできるお芝居を見ていただきたいです。
――小栗さん演じる信長についてはいかがでしょうか。
第4回の最後で信長の“弟へのトラウマ”が少し描かれましたが、第6回ではそのことがしっかりと主人公の小一郎に明かされます。そういう意味では、過去に弟を殺害してしまったというトラウマを引きずりながらも、孤独に生きている男の覚悟を描くという、「我々が描く今作の信長の設定はこうです」と提示する回にもなっているのではないかと思います。
“豊臣兄弟”と“織田兄弟”の対比を描きたい
――改めて、織田信長役の小栗旬さん、徳川家康役の松下洸平さんをキャスティングされた理由を教えてください。
信長に関しては、第6回で明らかになる“弟を殺して武将としてのキャリアをスタートさせた”という過去の傷を抱える、その人間臭さや弱さ、そして迫力と覚悟の両面を表現できる方ということで、小栗さんにお願いしました。また本作では“豊臣兄弟”と“織田兄弟”の対比を描きたいと思っています。織田家には、かつて信長と信勝という悲しい兄弟関係があった。一方で、明るい豊臣兄弟がいる。大河ドラマに登場する信長はこれまで超然とした存在として描かれることが多かったですが、今作では兄弟の対比というテーマもあったので、小栗さんが適任だとオファーさせていただきました。迫力があって怖いけれど、弱さや親しみやすさがにじみ出るところが、なんとも小栗さんらしいなと思います。
家康に関しては、秀長と家康は史実でも非常に仲が良かったというエピソードがあり、家康を大和郡山に招いて接待するなど、二人がシンパシーを感じていたのではないかという仮説に基づいています。今後、秀吉が暴君と化して暴走していく時、病床の秀長がその先の世を家康に託すような…そんな友情関係を紡いでいく存在として松下洸平さんをイメージしました。松下さんご本人も「自分なりの家康をどう演じようか」と悩まれたようですが、脚本を読んで「このままやれば充分変わった家康になる。このままやろう」と納得して楽しんで演じてくださっています。





























































