N.M.、H.M.ら“昭和顔”に注目 2018年の“顔”を中森明夫氏が大予想!【女優編その1】

2017/12/31 10:00 配信

芸能一般

2018年にテレビや映画、ステージなどで輝く“超”注目タレントをジャンルごとに専門家が大予想する「2018年の“顔”大予想!」企画。第二弾は女優編! 80年代からアイドル評論家、作家として活動する中森明夫氏が、エンタメ界に新風を巻き起こす女優5名をピックアップ!!

アイドル評論家・中森明夫●80年代からアイドル評論家、作家として活動。近著はアイドルのなり方や楽しみ方を論じた「アイドルになりたい!」(筑摩書房)


2018年は平成30年となる年。平成生まれでも顔は“昭和顔”がここ数年の若手女優のトレンドです。この流れは2018年も続くと思います。

2018年さらに知名度が高まる永野芽郁、浜辺美波ら昭和顔女優は必見!


2018年確実に来ると予想できるのが、永野芽郁さん。2016年はドラマ「こえ恋」(テレビ東京)での演技が素晴らしく、2017年もドラマ「僕たちがやりました」(フジ系)などで活躍しましたが、何と言っても大きいのは、2018年4月から放送の連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合ほか)でヒロインに抜てきされたこと。放送が始まれば、さらに知名度が高まるでしょう。そんな彼女も“平成生まれの昭和顔”。昭和を舞台にした朝ドラの世界にマッチしますし、高い年齢層の方にも受けがいい。2018年の“顔”として頭一つ抜けた存在だと思います。

永野芽郁(ながのめい)●1999年9月24日生まれ、東京都出身。AB型。2018年は北川悦吏子脚本の「半分、青い。」(NHK総合ほか)のヒロインが控える


興行収入30億円を超えるヒットとなった映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)主演の浜辺美波さんは、今後まだまだ伸びていく女優さん。僕が審査員を務めた東宝シンデレラオーディションで「ニュージェネレーション賞」を受賞したのが2011年。当時彼女はまだ10歳でした。それから注目を集めるまで随分かかったという印象ですが、売れてきてくれて本当に良かった。2018年は1月からドラマ「賭ケグルイ」(TBSほか)の主演も控えます。

浜辺美波(はまべみなみ)●2000年8月29日生まれ、石川県出身。映画「亜人」(2017年)などに出演。2018年は映画「となりの怪物くん」(4/27土曜公開)ほかが待機


個人的に注目しているのが、ドラマ「アシガール」(2017年NHK総合)が好評だった黒島結菜さん。少年っぽい無邪気さと女の子っぽいかれんな雰囲気が同居した、極めてまれな存在。さらっとした清潔感も持ち味です。主演映画「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」(2018年3/3土曜公開)も控え、一層の飛躍を期待しています。

【写真】黒島結菜(くろしまゆいな)●1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。ドラマ「時をかける少女」(2016年日本テレビ系)、映画「サクラダリセット」前後篇(2017年)などに出演


山田愛奈さんも近年中の活躍が予想される女優の一人。出演作は、瀬々敬久監督の映画「最低。」(2017年)など、まだあまり知られていませんが、大化けしそうな予感がしています。2017年は「non-no」の専属モデルにも起用。抜群の透明感があり、“ポスト小松菜奈”と言っても過言ではないと思います。

山田愛奈(やまだあいな)●1998年9月6日生まれ、新潟県出身。2017年6月号より「non-no」専属モデル。2018年春公開予定の映画「いつも月夜に米の飯」に主演


“岡山の奇跡”と評されている桜井日奈子さんも注目の女の子。「白猫プロジェクト」「JR SKISKI」など、CMでの活躍はご存じの通りで、受けるオーディションは全部受かっちゃうような勢いがある。主演映画「ママレード・ボーイ」(2018年4/27金曜公開)と、ヒロインを務める映画「ういらぶ。」(2018年公開)が相次いで公開されますし、人気がさらに上昇しそうです。

桜井日奈子(さくらいひなこ)●1997年4月2日生まれ、岡山県出身。O型。2014年に岡山の美少女コンテストでグランプリに。「東京オリパラ団」(NHK BS1)出演中


今回取り上げた方はどの方も幅広く好感を持たれそうなタイプ。個人的には、女性に嫉妬を感じさせる、何なら嫌われるくらいでも演技の力でねじ伏せるようなパワーのある若手女優の登場にも期待したいですね。

取材・文=海老原誠二