――男からすると友達にはなりたくないですか?
そうですね。でも、もしいたらめっちゃいじります(笑)。
――へこたれなさそうですね。
へこたれなかったら逆に面白いですよね。
――逆に男性のキャラクターでは、どの方と仲良くなれそうですか?
クズケン(久住健太郎=中村倫也)と、僕が演じた田村はすごく思いやりのある人間なので、その2人はいいですよね。熱いクズケンと冷静な田村、男性だったら伊藤くんよりこの2人と仲良くなりたいです。
――田村も莉桜と二股だったのかな?という、ちょっとグレーなところがあるじゃないですか。あの辺はどう思われましたか?
演じているとき、そこだけは「う~ん」と思いながらやっていました。田村は莉桜に特別な思いがあるので。2人の女性に対して恋愛関係にあって、不倫という意識もなく、恋愛関係を継続してもう一人の彼女と結婚することになっただけで。でも、何でそっちと結婚したんだろう、というのはずっと分からないままやっていました。
だって絶対今でも莉桜のことを思っているくせに(笑)。もちろんプロデューサーとしてというのもあると思うんですけど…。ドラマのせりふで「僕はプロデューサーとして、パートナーしてあなたとの道を選んだんです」って言っていたんですけど、まったく理解ができませんでした(笑)。
――ヨリが戻っているわけでもないですからね。
そうですね。恋愛感情を超えた特別な絆というか、ビジネスパートナーならではの絆ということなんでしょうね。
――それも含めて“やり手のプロデューサー”ってことですね! 女性の気持ちまで操っちゃうみたいな(笑)。
やばいヤツっすね。それはやり手だ(笑)。いいなあ、そんなプロデューサーに会いたいですね。
――ドラマのプロデューサー役ということですが、田中さんご自身はたくさんドラマに出ていらっしゃって、自分で作るならこういうものがいいってイメージはありますか?
この作品もそうですけど、僕は毒がある方が好きなんでそういう作品がいいです。
――最近多いキラキラ系とかではないんですね。
そうですね。どうせ自分がプロデューサーとしてやるなら、毒を持った作品がいいし、自分の中に溜まっているものを全部ドラマで吐き出したいという思いはあります。
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